狼将棋のブログ

GWも残りわずかですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。自分は3日から5連休なので、どこか県外にでも旅行しようかと思ったのですが、色々迷った末に断念。かと言って5日間ずっと家にこもっているのもアレなので、車で片道1時間前後の超プチ旅行に2回行きました。引きこもり体質の自分にはこれくらいがちょうど良いのかもしれません。

さて、たまには負けた将棋の自戦記も書こうということで、指したてほやほやの一局です。



34手目△8八歩をくらって以降、評価値の上ではずっと後手良しだったので、ド完敗と言えばド完敗です。それでも「楽には勝たせない」という点においては、自分なりにベストは尽くせたかなと思っています。63手目▲7五馬からの「2歩で2手をあえて稼がせる」作戦は、善悪は別としてかなりレアな順かもしれません。

最近、検討盤でのチャットの中で手渡しの話題になったことがあり、そういえば昔ブログでも「上手な手渡しをできるようになるのがテーマ」みたいに書いてたっけなあ・・・と思い出したりしていたので、早速実践できた格好です。これで逆転勝ちできていたら「こうやって手渡しするんですよ(ドヤァ)」って言えていたのですが、結局負けたので説得力ゼロなのが悲しいところ。それでも常にこれくらいは粘り強く指せるようになりたいものです。

大好評上映中の映画「3月のライオン」、先月に前編を観てきたのに続いて先ほど後編を観てきました。昨年秋に「聖の青春」を観に行ったのが約15年ぶりの(映画館で観た)映画でしたが、それに続いて将棋の映画を観られるというのはファンとしてはありがたい限りです。

前編はシリアス要素がありつつもほのぼの要素も比較的多く、それはそれで楽しめましたが、強く印象に残るような場面がなかったという意味で少し不満もありました。後編は一気にシリアス要素が増えていて、全体として考えるといいバランスになっていたのかなと思います。

個人的に印象に残ったのが、終盤で幸田八段が娘の香子に言った「将棋は誰からも何も奪ったりはしない」というセリフ。以前の記事で紹介したことのある「将棋の子」の一節、「結局のところ将棋は人間に何かを与え続けるだけで決して何も奪いはしない。」と重なります。その前のところで香子が叫んでいた「(夢も家族も好きな人も)全て将棋に奪われた」というセリフを聞いたときにこの一節を思い出し、ああ対照的だなあと思ったのですが、最後のほうで幸田八段の「将棋は誰からも何も奪ったりはしない」のセリフ。何とも言えず感慨深くなりました。

あとは香子役の有村架純さん、美人ですね。テレビで見かけたりした時に綺麗な人だなあとは思っていましたが、改めて映画で見て軽くファンになりそうです。


前編もまだ観られるところはあるようなので、まだ観ていない方はぜひ。 

突然ですが「好きな囲い」はありますか?

少し前に24で好きな囲いのアンケートが実施されていて、まあ結果は順当といえば順当な感じでした。(相居飛車編対振り居飛車編振り飛車編)

振り飛車編では美濃(平美濃)が圧倒的人気で、次点が銀冠。低い構えから軽く捌いて勝つのが好きなら平美濃、厚みで勝負するのが好きなら銀冠、といったところでしょう。個人的にはどちらの展開も同じくらい好きなのですが、純粋に囲いだけで比較してどちらが好きかと言われれば銀冠一択です。あまり公言はしていませんが(する機会もない)、実は結構な銀冠推しだったりします。まず名前からしておしゃれだし、気取って英語にしたりなんかしてもかっこいいし。

そんなわけで銀冠愛を軽く語りたいと思いますが、長々と語るよりも棋譜で示すのが一番手っ取り早いでしょう。先ほど24で指した将棋です。



最終手コメントにも書いたように、銀冠の長所が色々と出た一局になったと思います。

●玉頭戦に強い
 端攻めをした後に▲9四桂のような逆襲をされにくい。▲7五歩の桂頭攻めも怖くない。

● 横からの攻めに対して遠い
 2筋や3筋にと金を作られても響きが薄い。
 ▲4三角も高美濃に対しては6一金を睨む好位置だが、銀冠なら何でもない。

●飛車がいじめられにくい
 高美濃は飛車が6二までしか逃げられず、目標にされやすい。銀冠なら8一まで逃げられる。

また、本局では現れませんでしたが忘れてはいけないのが

●最終盤での△9三玉(銀冠の小部屋)
 この形がゼットになって一手勝ち、の展開が最も爽快。
 △8一飛もいれば、▲7二と△9三玉の形はだいたいゼットになる。 


もちろん、どんな囲いにだって短所はあります。組むのに手数が掛かる、桂を跳ねると足下が寒い、銀頭に歩を叩かれると脆い・・・。しかし、それらの短所もみんな含めて、自分は銀冠が大好きです(キリッ)。

平美濃まで組んだらさっさと捌きに行くタイプの振り飛車党の皆さん。矢倉と穴熊ばっかり指してるという居飛車党の皆さん。たまに気分を変えて、銀冠の手厚さを味わってみるのは如何でしょうか。 

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