狼将棋のブログ

昨年末の記事を見返したら、出だしは「今年もコロナ、コロナでしたね。」となってましたが、今年もそっくりそのまま同じ出だしになります。自分自身は幸いにも感染せずに済んでいますが、濃厚接触者になって家から一週間出なかったことはありました。
色々あったと言えば色々あった一年ですが、健康体で新年を迎えられそうなのはありがたいことだと思います。

将棋のほうは、なぜか24で六段に到達できました。指す時間を午後に限定して割と安定して力を出せた、というのもあるでしょうし、もしかしたら「ノーマル四間+美濃囲い」の指し方が古くなりすぎてみんな対策が手薄になった、的な面もあるのかもしれません。プロとかアマトップレベルならともかく、自分がいるあたりの世界ではまだ全然戦える戦法なんだと思います。こっちには約20年分の経験値もありますし!

再度、昨年末の記事から。

1月には「そろそろ一回途切れさせてもいいんじゃね?」と書いていたブログの更新も、なんだかんだで月1回書いたんですね。来年も継続します!とは宣言せず、かと言って来年は途切れさせます!とも宣言はせず、気ままに書いていきたいと思います。

これもほぼそのまま繰り返す形になりそうです。

年明けは藤井聡太先生と羽生先生の王将戦もあるし、小山アマのプロ編入試験も大注目だし、楽しみが多いですね。皆様良いお年をお迎えください。

20221105

「午前中には指さない」作戦が功を奏したのか、割と良い状態を維持できて、ついに上がれました。
五段に初めて上がったのが2013年12月なので、9年くらいかかったんですね。

いわゆる「強くなるための勉強」はここ何年もしていなかったので、追い風的なものはあったにしてもなぜ上がれたのか不思議な感じではあります。まあ、何はともあれ嬉しいです。

七段を目指す気力はさすがに湧いてきませんw

【第1図は△7六馬まで】
後手:相手
後手の持駒:金三 桂 歩六 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・v桂 ・ ・v銀 ・ ・ ・ 龍|一
| ・ ・v玉v銀 ・v香 ・ ・ ・|二
|v歩 ・v歩 ・v歩 ・ ・v歩v歩|三
| ・v歩 ・ 金 ・v歩 ・ ・ ・|四
| ・ ・ 桂 ・ 銀 ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・v馬 ・ ・ 香 ・ ・ 歩|六
| 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 歩 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・v龍 銀 玉 ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:亀
先手の持駒:角 香 
手数=100  △7六馬  まで


第1図、分かりやすい一手負けでどうしようもないので、▲5一竜と形を作りました。
ところが思いがけないドラマが・・・。

▲5一竜以下、△4八竜▲同玉△5六桂▲3八玉△4九馬▲2八玉△3八金▲1八玉△2八金打▲1七玉△2七金▲同玉(第2図)
【第2図は▲2七同玉まで】
後手:相手
後手の持駒:金 銀 歩七 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・v桂 ・ ・ 龍 ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・v玉v銀 ・v香 ・ ・ ・|二
|v歩 ・v歩 ・v歩 ・ ・v歩v歩|三
| ・v歩 ・ 金 ・v歩 ・ ・ ・|四
| ・ ・ 桂 ・ 銀 ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・v桂 香 ・ ・ 歩|六
| 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 歩 玉 ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・v馬 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:亀
先手の持駒:飛 角 金 銀 香 
手数=113  ▲2七同玉  まで

後手番

△4九竜▲2八玉△4八竜と追っていけば簡単な並べ詰めでしたが、この順がエアポケットだったのか△4八竜から入ってきます。まあこれでもさすがに詰むんだろうなあと思いつつ、順当に進んでいきます。
▲1八玉まで進んだ時、「筋」の△1七金(銀)▲同玉△3九馬▲2六玉の追い方だと一枚足りずに逃れているのに気付き、詰まない可能性もワンチャン出てきたかな?と思い始めます。

第2図の正着は。

第2図以下△2九金▲3八香△同馬▲同玉△4九銀▲2七玉△2四香(第3図)
【第3図は△2四香まで】
後手:相手
後手の持駒:金 桂 歩七 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・v桂 ・ ・ 龍 ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・v玉v銀 ・v香 ・ ・ ・|二
|v歩 ・v歩 ・v歩 ・ ・v歩v歩|三
| ・v歩 ・ 金 ・v歩 ・v香 ・|四
| ・ ・ 桂 ・ 銀 ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・v桂 香 ・ ・ 歩|六
| 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 歩 玉 ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・v銀 ・v金 香|九
+---------------------------+
先手:亀
先手の持駒:飛 角二 金 銀 
手数=120  △2四香  まで


第2図では△2八金の両王手でぴったり詰んでいました。こちらはそれに気付いて、指されたら投げようと思っていたのですが実戦は△2九金。第3図、教科書通りの手筋で詰みを逃れています。

第3図以下▲2五角△同香▲3六玉△3五歩▲2五玉△2四金▲2六玉△1四桂▲2七玉△3八角▲1七玉△5一銀▲6三金(第4図)まで、先手勝ち。
【第4図は▲6三金まで】
後手:相手
後手の持駒:飛 歩六 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・v桂 ・ ・v銀 ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・v玉 ・ ・v香 ・ ・ ・|二
|v歩 ・v歩 金v歩 ・ ・v歩v歩|三
| ・v歩 ・ ・ ・v歩 ・v金v桂|四
| ・ ・ 桂 ・ 銀 ・v歩 ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・v桂 香 ・ ・ 歩|六
| 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 歩 ・ 玉|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v角 ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・v銀 ・v金 香|九
+---------------------------+
先手:亀
先手の持駒:飛 角 金 銀 香 
手数=133  ▲6三金  まで

後手番

中合いの手筋でギリギリ逃れていました(▲2五角以外に▲2五銀などでも逃れているようです)。
逃れていると確信できたのも▲2五角を打った後で、なかなかに痺れる逆転劇でした。

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