狼将棋のブログ

公開中の映画「泣き虫しょったんの奇跡」を観てきました。上映場所や時間など諸々の条件が絡んだ結果、朝5時半に家を出発して片道2時間半ほどのドライブという強行スケジュールに。それでも時間をかけて観に行った甲斐があったと思える内容でした。

少しネタバレありの感想です(長い)。

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【第1図は△2三金まで】
後手:相手
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ 馬 ・v香|一
| ・v玉v銀 ・v金 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩 ・ ・v歩 ・v金 ・|三
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・ ・|四
| 歩 飛 ・v歩 ・ ・ ・ 玉v歩|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ 歩 ・ 歩 ・|六
| ・ ・ 桂 銀 歩v銀 歩 ・ 歩|七
| ・ ・ ・ 金 ・ ・ ・v飛 ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:角 銀 桂 歩三 
手数=104  △2三金  まで

先手番で次の一手問題。有力な手はいくつかあったようですが、「相手が読んでいないだろう手を指して慌てさせる」という実戦心理込みでの問題になります。解答は最後に。


夏の暑さも最後の悪あがき(?)に入っている感じでしょうか。最高気温30℃だと「今日は結構暑いなー」で、最高気温34℃だと外に出る気がしなくなるくらいだったので、本当に暑い地域の方々とは5℃くらい感覚がずれているのかもしれません。あと1か月もすれば、ほぼ毎日のように飲んでいるコーヒーもアイスからホットへと切り替わっていきそうです。



6月の記事で24をしばらく休むと書いてから、実際に1か月ほど休んでいました。同じく記事の中で書いていたように序盤の勉強をしようとしたのですが、結局大して進まず・・・。香車一本どころか歩0.1枚分くらいの進歩でしたが、気分的にリフレッシュはできたので全くの無駄でもなかったかな、というところです。勉強したい形、しなければいけない形はある程度はっきりしているので、少しずつでもやっていければいいのですが(やらないフラグ)。


で、1か月休んだ後の復帰一局目の将棋が第1図になりました。図の△2三金自体は詰めろではありませんが、△6八飛成で金を取られると受けがなくなるので、この瞬間に2三の金にアタックをかけて入玉を目指す、というのが基本方針になります。アタックのかけ方はいくつかあるところですが、実戦は第1図から▲3五桂!と打ちました。
【第2図は▲3五桂まで】
後手:相手
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・ ・ 馬 ・v香|一
| ・v玉v銀 ・v金 ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩 ・ ・v歩 ・v金 ・|三
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・ ・|四
| 歩 飛 ・v歩 ・ ・ 桂 玉v歩|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ 歩 ・ 歩 ・|六
| ・ ・ 桂 銀 歩v銀 歩 ・ 歩|七
| ・ ・ ・ 金 ・ ・ ・v飛 ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:角 銀 歩三 
手数=105  ▲3五桂  まで

後手番

わざと自玉を縛って(退路を消して)打ち歩詰めの形にする、という無駄にカッコつけた手で、相手は絶対に読んでいないだろうから少しでも慌ててもらえれば儲けもの、という下心丸出しの一着でもありました。その狙い通り(?)相手は秒読みの中で着手が間に合わず時間切れ。実戦的なテクニックと言えば聞こえはいいですが、決して褒められた勝ち方ではなく・・・。打ち歩絡みというのは攻める側でも受ける側でもあまり経験した記憶がないので、やや珍しいといえば珍しい局面でした。

豊島新棋聖が誕生。羽生先生のタイトル通算100期も見たいし、豊島先生の初タイトルも見たいし・・・という複雑な心境でしたが、豊島先生が5度目の挑戦で悲願の初タイトルということで、おめでとうございます。この勢いで王位戦も、ということになるかどうか、楽しみですね。

昨年から菅井先生、中村太地先生、高見先生、そして豊島先生と、若手のタイトルホルダーが次々に出てきている状況を見ると、いよいよ世代交代が完全なものになるのではないかという雰囲気を感じます。どんな競技でも世代交代は常に起こり続けるものなのでしょうが、羽生世代のまさに全盛期とも言える時期に将棋を勉強していた身としては、一抹の寂しさも覚えてしまいます。竜王戦は羽生先生を応援したいところですが、挑戦者が久保先生になった場合はどうしようか・・・w


ところで前回の記事で軽く触れたワールドカップ、日本の試合だけは全て見ていました(オフサイドについてもググってだいたい理解)。印象に残ったのは、試合後も色んなところで賛否両論となったポーランド戦のラスト10分。
これはもう絶対的な正解というのは存在しないんだろうなと思います。できる限り合理的に最善手を求めようとするなら、日本が同点を目指した場合に成功する確率と失敗する確率、競争相手のセネガルが同点に追いつく確率・・・等々を含めた確率論になるのでしょうが、そういった確率だって絶対的な正しさを持った数字を示すことは極めて難しいはず。なので最終的には、「結果を優先するべきか、過程(内容)を優先するべきか」という話になるのだと思いますが、これはこれで絶対的な正解というものは存在しないでしょう。以下に個人的な見解は書きますが、これが絶対的に正しい考え方だと主張するつもりはありませんし、これと異なる意見があるのも自然なことだと考えている、と断った上で書かせていただきます。今の時代は炎上とかも怖いからね><


個人的な意見としては、あのラスト10分の戦い方は一つの選択肢としてアリかなと思いながら見ていました。西野監督が「これが最善策だ」と信じて決断したならば、その決断は尊重されるべきなのかな、と。

例えばこれが高校生の部活の大会、すなわち「教育の一環」として行われている試合であれば話は違ってきますが、少なくともプロという世界においては結果が一番に求められるのではないかと、自分は思っています(この場合の「結果」はポーランド戦という一試合の結果ではなく、グループリーグ通過という結果)。結果が出ているという前提があって初めてそこから内容も問われ始めるのであって、結果よりも先に内容が問われるというものではない、という考えです。

自分は将棋の対局やプロ野球の試合なんかを観るときに「勝敗はどっちでもいいから内容的に面白い対局・試合が見たい」と思うことはよくありますが、あくまでもそれは外野の意見。当事者であるプロの方々は結局、対局に勝つ、出塁してチームに得点をもたらす、といった結果を残さなければお金をもらえないわけで、「結果が出てさえいれば内容はどうでもいい」とまでは言いませんが、「結果が最優先、内容はその次」というのがプロの世界なのではないか・・・と考えたのでした。


その意味では、タイトル獲得という一つの大きな結果を残した豊島先生はすごいなと思います(小学生並みの感想)。今後はタイトルホルダーとして将棋の内容も今まで以上に問われていくのでしょうが、そんな重圧にも負けず淡々と勝っていく姿を見てみたいところです。

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