狼将棋のブログ

たまには将棋以外のことでも。


3月11日といえば、東日本大震災が起こった日。毎年、この時期にはテレビでも特集などが組まれています。
最近も「あの日から7年」のようなフレーズを見たり聞いたりする機会が多くなっていますが、個人的に思うのは「ああ、もう7年になるのか」ということ、そして「自分にとっての3.11とは何なのだろうか」という疑問もふと浮かんだりしていました。

7年前、となると遠く懐かしい学生時代になりますが、当時の記憶は比較的鮮明に残っています。内陸部にいたこともあり命の危険を感じるような状況にはならなかったのですが、それでもその後しばらくは非日常的な感覚から抜け出すことができませんでした。不安や心細さ、2日ぶりにちゃんとした食事をとれた時の美味しさ、そして当時参加していた24名人戦のことなど、今でもはっきり思い出せる状態ではあるので、今はもう7年経っているのか、と驚いているところです。


幸運にも心身に深いダメージを負うような状況にはならなかった、というのも原因の1つだと思いますが、年月が経つにつれて、震災のことを思い出す頻度は確実に減ってきています。1年が経つ頃には、時々強めの地震が起きた時にふっと思い出す程度に。今は、テレビの特集を見て「ああ、そういえばその時期か」と思い出す程度に。

今も大変な状況に置かれている方が大勢いるという現実を考えると、そんなことでいいのか、という思いも浮かんできますが、震災に対する関わりの深さや想いは人それぞれに違っているのもまた現実。それぞれの立場で震災を考え、震災に学ぶことが大切なのかな、と思っています。

自分にとっての3.11とは・・・と考えてみた結論は、「例え頻度は減っても震災のことを思い出し、祈りを捧げ、記憶を風化させない」ための日。そして同時に、「現在の日常があることへの感謝を忘れない」ための日でもあります。

狼の中で最近ちょっとしたブームになりつつあるのが、変則将棋の一つ「ついたて将棋」(ルールはWikipedia等を参照)。便利なことにネットでついたて将棋の対戦ができるサイトもあります。学生の頃に将棋部でついたて将棋を遊んだことは何度かあったのですが、今改めてやってみると奥深さに驚かされます。

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年末年始顔を出せませんでしたが今年もよろしくお願いします。
【第1図】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・ ・v飛 ・ ・ ・|二
| ・ ・v桂v金v銀 ・v角v歩 ・|三
| ・v歩v歩v歩v歩 ・v歩 ・v歩|四
|v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 歩 歩 ・ 歩 角 歩|六
| 歩 歩 ・ 金 銀 歩 桂 ・ ・|七
| 香 銀 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 玉 桂 金 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=46  △5三銀  まで

観戦していた将棋より。
▲2四歩△同歩▲7五歩△同歩▲3五歩△同歩▲同角△3六歩▲3四歩
【第2図】
後手の持駒:歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v玉v銀 ・ ・v飛 ・ ・ ・|二
| ・ ・v桂v金v銀 ・v角 ・ ・|三
| ・v歩 ・v歩v歩 ・ 歩v歩v歩|四
|v歩 ・v歩 ・ ・v歩 角 ・ ・|五
| ・ ・ ・ 歩 歩 ・v歩 ・ 歩|六
| 歩 歩 ・ 金 銀 歩 桂 ・ ・|七
| 香 銀 ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 玉 桂 金 ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=55  ▲3四歩  まで

▲2六角▲3七桂から273の仕掛け。
本には載っていないがプロの実戦例はそこそこある。

本譜は素直に進めた順だが、第2図となっては居飛車が良い。
以下は△4四角▲同角△同飛▲2四飛。
遡って▲3五歩に△4三飛とするのが優り、それで難しいようだ。
(参考:将棋世界2012年10月号付録「居飛穴破り 櫛田流四間飛車」)

さて本題。
(下手な将棋指しおったぞーという記事を書きたいわけではない)
【第3図】
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・v玉v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v銀 ・v金v飛 ・ ・ ・|二
| ・v歩v桂 ・v銀 ・v角v歩v歩|三
| ・ ・v歩v歩v歩 ・v歩 ・ ・|四
|v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 桂 ・ 歩|七
| 香 銀 金 角 ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 玉 桂 ・ 金 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=36  △4二飛  まで

同じ日に指されたC2▲星野△中田功より。
コーヤン流で実によく見る局面で、先後逆で▲5九金の形も多い。

▲2四歩△同歩▲3五歩△同歩▲同角△3六歩▲3四歩
【第4図】
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・v玉v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v銀 ・v金v飛 ・ ・ ・|二
| ・v歩v桂 ・v銀 ・v角 ・v歩|三
| ・ ・v歩v歩v歩 ・ 歩v歩 ・|四
|v歩 ・ ・ ・ ・v歩 角 ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 歩 ・v歩 ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 桂 ・ 歩|七
| 香 銀 金 ・ ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 玉 桂 ・ 金 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:なし
手数=43  ▲3四歩  まで

以前は▲2四歩△同歩▲同角という進行が多かったが
数年前に3筋も切る指し方が発見され、以降はそれが主流となっている。

▲3五同角に対する中田先生の応手は大半が△3四歩。以下は
▲2四角△2二飛▲2五歩△4四角▲4五桂△6二銀
【参考図】
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・v玉v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v銀v銀v金 ・ ・v飛 ・|二
| ・v歩v桂 ・ ・ ・ ・ ・v歩|三
| ・ ・v歩v歩v歩v角v歩 角 ・|四
|v歩 ・ ・ ・ ・ 桂 ・ 歩 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩|七
| 香 銀 金 ・ ・ 銀 ・ 飛 ・|八
| 玉 桂 ・ 金 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩二 
手数=48  △6二銀  まで

が進行の一例。
参考図では3六の歩が駒台に移動した上に▲3八飛という運用まで生じている。
何より△3四歩と打つ感触があまりにも悪い。
そこで遂に意を決して△3六歩と打った、というのが第4図に至った経緯。

さて改めて見てみると第2図と第4図の盤面右半分がほぼ同じ形になっている。
そして第4図の形勢も、やはりというか振り飛車がまずそうだ。
△4四角は▲同角△同飛▲2四飛で前述の四間飛車と同様に居飛車良し。
実戦は△2二角だが、▲2四飛△3七歩成▲2三飛成△6二銀▲5七銀
【第5図】
後手の持駒:桂 歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・v玉v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v銀v銀v金v飛 ・v角 ・|二
| ・v歩v桂 ・ ・ ・ ・ 龍v歩|三
| ・ ・v歩v歩v歩 ・ 歩 ・ ・|四
|v歩 ・ ・ ・ ・v歩 角 ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 ・ 歩 銀 歩vと ・ 歩|七
| 香 銀 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 玉 桂 ・ 金 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩 
手数=49  ▲5七銀  まで

と進んで居飛車が良くなった。
端攻めが来ても▲6六銀で止められる一方で▲2四角が厳しい。
(ただし結果は色々あって中田勝ち)

そこまで振り飛車の条件が悪いのか中継を見ていてもよく分からなかったが、
似た形と並べることでよく分かりましたね。

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