ツイッターで長時間の対局をしてから数週間、ちょっと張り切りすぎて将棋熱も冷めたかなと思っていたら、意外や意外、むしろ将棋熱は高まっているようです。

つい先日も1日に10局指してしまい、自分らしいイケイケな将棋が指せてテンションが上がったり、上手くいかなかった時でも、M属性が出て自己嫌悪君に弱い自分をもっと痛めつけてほしいと、テンションが上がったりしていました。


というわけで久々の自戦記です。

これまでは負けた将棋について、どこが敗因だったのかとか、反省点はどこかを中心に考えていたわけですが、たまには勝った場合、その中でも特に、自分らしくうまくいった場合について書きたいと思います。

人はうまくいった場合についてはほとんど考えないものです。うまくいくパターンを繰り返した方が大抵うまくいくにもかかわらず、です。精神衛生的にもその方がいいのにねぇ。





この対局を通して得た教訓は、「適度であれば無茶してもいい。」ということです。

その「適度」というのはどの程度なのかというと、相手の強さによって変わってくるのかもしれませんが、2100点くらいの人であれば、3手先に有効な手が見えているかどうか、というのが目安ではないでしょうか。

例えば、71手目▲7五歩は、△同歩に対しても△同銀に対しても何らかの怪しい手を用意していましたし、73手目▲8六桂では、△6九角成に対して▲7四桂で、とりあえず攻めは継続出来そうだと考えていました。

厳密には攻めは切れているのかもしれませんが、相手も完璧ではありませんから、3手の読みが入った手に対してはそう簡単には対応できません。だから間違えやすく、うまくいく可能性が上がるのだと思います。

ただ、3手先が読めていないのなら、良くなるまで我慢することも必要ですね。