後半2週での対局は1局のみでした。

7局目(1/22) 

こちらの三間飛車に対し、相手は現在流行中の中飛車左穴熊。 初期の頃は「四枚穴熊を目指すための作戦」というイメージが強かったのですが、最近は右銀を囲いのほうには寄せず、振り飛車側の飛車先を受けるための駒として使う指し方が多くなっています。「四枚穴熊は嫌だけど三枚の穴熊なら気にしない」派の自分としてはありがたいところではあるのですが、当然ながら相手にするのは大変な作戦でもあります。

【第1図は▲8八角まで】
後手:相手
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・v金v金v銀v香|二
| ・ ・ ・v歩 ・v歩v角v歩 ・|三
|v歩v歩v銀 ・v飛 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ 歩v歩 ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 飛 銀 ・ 歩 歩 ・ 歩|六
| 歩 歩 ・ ・ 歩 金 ・ 歩 ・|七
| ・ 角 ・ ・ ・ ・ 銀 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:歩 
手数=43  ▲8八角  まで

後手番


第1図は7七の角を引いて飛車の可動域を広げたところ。特に深く考えることもなく▲8八角を指したのですが、指してから△5六歩の仕掛けがあることに気付いて慌てます。読み進めていくうちに大丈夫という結論に至りましたが、本来なら▲8八角を指す前に読んでいなければならない順で、大きな反省点になりました。

相手は長考の末に△5六歩を決行してきました。以下▲5六同金△同飛▲同歩△6五銀 ▲7二飛成△6六角▲同角△同銀▲8一竜△5七銀不成▲7一飛△3一銀打(第2図)

【第2図は△3一銀打まで】
後手:相手
後手の持駒:角 金 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 龍 飛 ・ ・ ・v銀v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・v金v金v銀v香|二
| ・ ・ ・v歩 ・v歩 ・v歩 ・|三
|v歩v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ 歩 歩 歩 ・ 歩|六
| 歩 歩 ・ ・v銀 ・ ・ 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 銀 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:角 桂 歩二 
手数=56  △3一銀打  まで


△5六歩から△6五銀と出るのが後手の狙い筋ですが、▲8一竜から▲7一飛の二枚飛車がいきなり詰めろになってしまうのが泣き所で、銀を一枚使わせた第2図は後手の攻めが細く先手良してす。(仮に△3二金△3一金の形だったらさすがに後手良しだろう・・・と思ったのですが、GPSはそれでもほぼ互角という判断でした)

第2図からはどうやって優勢を勝勢に持っていくか、というところですが、ここがまた将棋の難しいところでもあり、怪しいことになってしまいます。

第2図以下▲7五角△5八金▲5四桂△4九金▲同銀△7六角(第3図)

【第3図は△7六角まで】
後手:相手
後手の持駒:金 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 龍 飛 ・ ・ ・v銀v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・v金v金v銀v香|二
| ・ ・ ・v歩 ・v歩 ・v歩 ・|三
|v歩v歩 ・ ・ 桂 ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ 角 ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・v角 ・ 歩 歩 歩 ・ 歩|六
| 歩 歩 ・ ・v銀 ・ ・ 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 銀 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:金 歩二 
手数=62  △7六角  まで


▲7五角はいかにも急所という手。後手は△6六角と合わせるくらいだろうから、▲同角△同銀不成で銀を遠ざけて▲5四桂、という読み筋だったのですが、これは勝手読みが過ぎました。△5八金と張り付く手をうっかりしていて、さらに慌てながら打った▲5四桂が大悪手。△7六角が両取りになってしまいました。

幸いにも第3図で持ち時間はまだ5分以上残っていたので(こうなる前にしっかり時間使えよという話ですが)、攻め合って勝つ順を探し始めます。▲4二桂成△4九角成▲3二成桂△同銀▲2一竜・・・は、どうも詰みはなさそう。▲3二成桂のところ▲3一成桂としても△同銀で、飛車も角も渡せない・・・ということで、攻め合い勝ちは断念して第3図から▲3九金と反省しました。流れはおかしいけど、まだリードはしているはず、という判断で、実際にGPSも微差で先手良しを示しています。

【第4図は△4六馬まで】
後手:相手
後手の持駒:金 桂 歩四 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 龍 飛 ・ ・ ・v銀v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v金v銀v香|二
| ・ ・ ・v歩 馬v歩v金v歩 ・|三
|v歩v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ 歩v馬 ・ ・ 歩|六
| 歩 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 銀 金 桂 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:銀 歩 
手数=74  △4六馬  まで

少し進んで第4図。ここでGPSの推奨手は「急所の駒にアタック」の▲4七歩で、馬筋がそれて△3六桂の筋がなくなれば先手玉は安全になります。ただ、(2/11追記: ▲4七歩を打たずに攻め合ったとしても)△3六桂▲1八玉△1五歩と迫られた形が「桂馬ゼット」なので、実戦はここで攻め合いを選択しました。

第4図以下▲4一銀△ 3六桂▲1八玉△1五歩▲3二銀成△同金▲3一馬△同銀▲3三銀△5三角(第5図)

【第5図は△5三角まで】
後手:相手
後手の持駒:金 銀 歩四 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 龍 飛 ・ ・ ・v銀v桂v玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 ・v香|二
| ・ ・ ・v歩v角v歩 銀v歩 ・|三
|v歩v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩|五
| ・ ・ ・ ・ 歩v馬v桂 ・ 歩|六
| 歩 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 歩 ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 玉|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 銀 金 桂 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:金 歩 
手数=84  △5三角  まで


GPSによると、△1五歩には▲同歩と取ってほぼ互角とのことでした。5三の馬が1七へ利いているので、見た目以上に耐久力があるということなのでしょう。ただ、「桂馬ゼットだから攻め合いを目指す」と方針を決めて指していた以上、自分にはどうやっても選べない順でした。

本譜は▲3一馬△同銀に▲同飛成△同金▲同竜と迫っても △2二銀と埋められ、後手は金も持っているので粘り切られそうな形です。そこで▲3三銀と放り込みましたが△5三角がぴったりの好手。△1七銀以下の詰めろになっており、万事休してしまいました。

反省点はいくつかありますが、第2図から第3図にかけての勝手読みや見落としが一番まずかったと思っています。昨年末の絶不調だった時期が思い出されるような間違え方でした。



この後は対局がつかず、5勝2敗で予選リーグを終えました。順位は2位(1位は同点頭跳ね)で予選通過となり、まずは一安心といったところです。リンリンさんは対局さえできれば大丈夫だろうと思っていましたが消化が進まず、今回は残念な結果となりました。

将棋の内容としては、前半はまずまず指せていたと思いますが、最後の2局に良くない内容が続いてしまったのが本選に向けての課題となりました。開幕からスタートダッシュに成功して安全圏内に居座ることができていたので、少し気持ちが緩んでしまっていた部分はあったかもしれません。12日から始まる本選に向けて、少しずつ気持ちを高めていければと思います。