12日から二泊三日で東京へ行ってきました(昨年と同じ所用)。ということで聖地巡礼、再び。全体的に行動パターンが昨年とほぼ一緒だった気がしないでもないですが、きっと気のせいでしょう。
12日の夕方に東京駅へ到着し、そのまま電車で向かったのは新橋。ちょうどこの日は竜王戦第1局の2日目で、新橋駅前のSL広場で18時から大盤解説会が行われる(しかも無料!)のを数日前に知り、見に行くことにしたのでした。ちなみに別の場所で有料の大盤解説会も開かれていたのですが、開始時間が早いのと人数制限もありということで、たぶん満員で入れないだろうと判断。解説のメンバー的にはそっちのほうがより魅力的だったんですが、SL広場のほうを選択しました。

撮影の腕は昨年と変わらず・・・。右から富岡英作先生と、藤森哲也先生・藤森奈津子先生の親子ペアです。
初手から並べていましたが、対局のほうは既に佳境だったので解説は最小限でさくさく進められていました。
【第1図は▲4九銀まで】
第1図で広瀬先生の手が止まっていたので、次の一手問題が出題されました。スタッフの方が記入用の紙を配っていて、当たった方の中から2名に賞品が当たるとのことでしたが、おそらく100人以上はいたのでどうせ当たらんだろと思って参加せず><
解説陣の予想は「まあ△4七桂成か△4九同竜の二択」、「ここで竜を逃げる人はいないでしょう」といった感じのトーンだったのですが、実戦は△2九龍右という完璧なオチ。そして痛恨の正解者ゼロという事態だったので、△2九龍右▲3七金△2八竜上▲3六歩(第2図)の局面で再出題。
【第2図は▲3六歩まで】
ここでも解説陣は△4九竜などを中心に検討していたのですが、実戦は△4七桂成!それでもこの手は2人の方が当てていたようで、1人には羽生先生の永世七冠達成記念の扇子、もう1人(「4七桂」とだけ書いたようですがおまけで正解)には永世七冠達成記念のクリアファイルが渡されていました。
対局は大熱戦で非常に面白かったのですが、解説会では途中で照明とマイクの電源が切れてしばらく中断、というハプニングがあったり、やや残念な点もありました。何よりも藤森哲也先生が完全にサブ的な立ち位置で(相手が先輩の富岡先生だからやむを得ないのでしょうが)、AbemaTVで解説していた時のあのフィーバーぶりが全く見られなかったのが残念でした。第2図からの△4七桂成を、広瀬先生にしか指せないという意味で「これは『4七広瀬』ですね」と表現していたのが唯一の「藤森節」だったかな、というところ。
・・・まあ、そもそもが無料で開催していただいている以上、あまり文句を言いすぎるのは筋悪というものでしょう。プロの先生の解説や検討を生で見られる貴重な機会でした。
大盤解説会の後は夕食のため千駄ヶ谷へ移動。昨年と同じ道を通って鳩森八幡神社まで来ますが、今回はさらにその道をまっすぐ突き進みます。

しばらく進むと、うなぎのお店「ふじもと」、その斜向かいには「千寿司」も見えます・・・が、自分にとっては格調高すぎるので今回はスルー。そこからさらに10分ほど歩きます(道順はシンプルなのに、迷子になるプロなので軽く迷子になりかける)。

今回の目的地、かなり見えづらいですが紫金飯店(原宿店)です。外観も内装も「ザ・中華料理店」という雰囲気。店内は3卓のテーブル席と8席ほどのカウンター席で決して広いとは言えませんが、その適度な狭さがいい味になっているように思いました。
メニューは事前にリサーチしてだいたい決めていたので、さくっと注文。

メニューには「看板メニュー」と書かれていた、玉子チャーハン(900円、スープ付き)。目の前にドーンと広がる玉子が圧巻です。その玉子を切り開いてみると、美味しそうなチャーハンが、はい、ひょっこりはん。
チャーハンは少しだけ塩気が強めかな、と思いましたが、そこにふわふわ玉子の優しい甘さがやってくるのでたまりません。甘いものとしょっぱいものを交互に食べて無限ループに陥る、というのに近い感覚かもしれませんね。そこそこのボリュームがありましたが、全く飽きのこない美味しさでした。
ちなみにスープは意表の玉子スープ。これでもかというほど玉子を食べたい方にはオススメのメニューです。
翌日、土曜日は夕方に将棋会館へ。・・・去年も行ったし何か他の手でも、とは思ったものの、他の手が全く浮かばなかったんです><
去年は三段認定というやや不本意な結果だったので、初めて来たふりをして再認定、というのも考えはしましたが、正直に去年三段に認定されたことを受付で伝えました。すぐに一局目の手合いが付き、相手は四段の方。一段差は下位者(自分)の先手です。
【第3図は△5四歩まで】
相振りから序盤は作戦勝ち模様でしたが、第3図は銀が捕まっていて忙しい局面。
第3図以下▲6三歩成△同金直▲6四歩△7三金▲4三歩成△同金▲6五桂(第4図)
【第4図は▲6五桂まで】
本来は最初から読み筋で進めていなければいけないところ、第3図になってようやく腰を落として考えるという適当っぷりでしたが、どうにか本譜の順を発見できました。△7三金のところは△6二金引も自然ですが、▲4三歩成△同金▲4四銀!と豪快に突っ込んでいく筋もあるので攻めが続く形です。
第4図の▲6五桂には△5五歩▲7三桂成△同玉▲8三歩成△6四玉とすれば意外と大変、というのが感想戦での結論でしたが、実戦は▲6五桂に△同銀▲8三歩成△同金▲6三歩成と進んでわかりやすい寄り形になりました。
2局目は二段の方と。本局も相振りから作戦勝ちになり、少しずつリードを広げる理想的な展開でした。
【第5図は▲1八玉まで】
第5図、スパッと決める一手は何でしょうか。
正解は退路封鎖の手筋△3九角。以下▲同飛△1七香で投了となりました。
3局目は初段の小学生?中学生?くらいの子と香落ちで。昨年は角落ちで初段の子にひどい目に遭った(勝手にこけたとも言う)ので、相手も手合いも違いますがリベンジのつもりで臨みました。
【第6図は▲8七銀まで】
定跡は知らないので平手感覚の駒組み。第6図、相手にお付き合いして△8三銀から銀冠を目指すのが大人の態度なのかもしれませんが、この上手は大人げないので動いていきます。
第6図以下△4二角▲7八金△6四角▲4六歩△4五歩(第7図)
【第7図は△4五歩まで】
形勢はまだ何とも言えない部分もあるかもしれませんが、第7図は香落ちが上手にとって一番プラスになっている展開でしょう。以下は腕力勝負に持ち込んで攻め合い勝ちという、大人げない、そして駒落ち上手らしさの欠片もない勝ち方をする亀井氏なのでした。
最終手合いが20時半という時間の関係もあり、この日は3局のみでした。どんなに頑張っても将棋会館に着くのが17時過ぎという状況だったのでやむなしですが、やはり局数をこなしたければ午後の早い時間から行けるのが理想でしょう。販売部も17時までなので昨年に続いて今回も入れずでした><
この日の夕食は昨年もお邪魔したみろく庵。昨年は豚キムチうどんでしたが今回は別のメニューを食べようと決めていました。・・・その前にまず最初は。

ドーンと現れた生ビール大(700円)。昨年も注文しましたが迫力がすごい。向かい側のテーブルで楽しそうに食事をしている、高校生らしき男女のグループを見て切なさを噛みしめながらビールをちびちび飲んでいると、メインのメニューが到着しました。

肉豆腐定食(900円)。餅トッピングという新手筋が話題になりましたが、個人的には餅は餅だけで食べたい派なので今回は見送り。ちなみに上のビールと一緒に写っていた小鉢は定食に付くものをビールのアテにと先に出していただいたものだったのですが、ご覧のように定食にまた付いてきているのでさすがにお返ししましたw
肉豆腐はやや薄めの味付けのように感じましたが、薄すぎて気になるというほどではありません。ビールが進むのはもちろん、具に糸こんにゃくやモヤシなどもあり鍋物のテイストなので、日本酒とも相性抜群かと思います。
なお、味噌汁にはネギ・ワカメの他に豆腐も入っていました。前日の紫金飯店での「玉子チャーハン+玉子スープ」といい、具材をかぶらせるのが千駄ヶ谷界隈での密かなブームにでもなっているのでしょうか。まあ自分は玉子も豆腐も大好きだからいいけど。
さて、昨年は料理が一品だと生ビール大が余ってしまったので、その反省を活かして今回はもう一品注文しておきました。おつまみメニューも色々あって魅力的でしたが、せっかくなのでここはやはり棋士の先生も召し上がっているものを、ということで・・・

若鶏のから揚げ(380円)。外の衣はカリカリ、中のお肉はフワフワ。お皿の右下のところにちょっと見えている黄色いのは辛子で、半分ほど食べてからその存在に気付くという><
何もつけずにそのまま→レモン追加→辛子も追加、と味の変化を楽しめました。肉豆腐定食+から揚げ+ビール大で合計約2000円と、一人分の食事としてはだいぶ値が張ってしまいましたが、たまの贅沢ということで。
みろく庵を出て駅に向かって歩いていると、野球のユニフォームを着ている人を何人も見かけました。プロ野球のクライマックスシリーズ(巨人vsヤクルト)があるのは把握していましたが、神宮球場って実は千駄ヶ谷駅から近かったんですね。来年もこの時期に東京に行くことになる可能性は十分あるので、来年もヤクルトが2位になってくれれば野球を見に行くという選択肢ができるかもしれません。

撮影の腕は昨年と変わらず・・・。右から富岡英作先生と、藤森哲也先生・藤森奈津子先生の親子ペアです。
初手から並べていましたが、対局のほうは既に佳境だったので解説は最小限でさくさく進められていました。
後手:広瀬章人八段 後手の持駒:角 金 歩二 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香 ・ ・v金 ・ ・ ・ 圭v香|一 | ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・ と ・ ・ ・v歩v歩 ・|三 |v歩 ・ ・ ・ 馬v歩v玉 ・v歩|四 | ・ ・ ・ 銀 ・ ・v桂 ・ ・|五 | 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 ・v龍 歩|六 | ・ 歩v歩 銀 歩 金 ・ ・ ・|七 | ・ ・ ・ ・ 玉 銀v龍 ・ ・|八 | 香 桂 金 ・ 桂 銀 ・ ・ 香|九 +---------------------------+ 先手:羽生善治竜王 先手の持駒:歩三 手数=123 ▲4九銀 まで 後手番
第1図で広瀬先生の手が止まっていたので、次の一手問題が出題されました。スタッフの方が記入用の紙を配っていて、当たった方の中から2名に賞品が当たるとのことでしたが、おそらく100人以上はいたのでどうせ当たらんだろと思って参加せず><
解説陣の予想は「まあ△4七桂成か△4九同竜の二択」、「ここで竜を逃げる人はいないでしょう」といった感じのトーンだったのですが、実戦は△2九龍右という完璧なオチ。そして痛恨の正解者ゼロという事態だったので、△2九龍右▲3七金△2八竜上▲3六歩(第2図)の局面で再出題。
後手:広瀬章人八段 後手の持駒:角 金 歩二 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香 ・ ・v金 ・ ・ ・ 圭v香|一 | ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・ と ・ ・ ・v歩v歩 ・|三 |v歩 ・ ・ ・ 馬v歩v玉 ・v歩|四 | ・ ・ ・ 銀 ・ ・v桂 ・ ・|五 | 歩 ・ ・ ・ ・ 歩 歩 ・ 歩|六 | ・ 歩v歩 銀 歩 ・ 金 ・ ・|七 | ・ ・ ・ ・ 玉 銀 ・v龍 ・|八 | 香 桂 金 ・ 桂 銀 ・v龍 香|九 +---------------------------+ 先手:羽生善治竜王 先手の持駒:歩二 手数=127 ▲3六歩 まで 後手番
ここでも解説陣は△4九竜などを中心に検討していたのですが、実戦は△4七桂成!それでもこの手は2人の方が当てていたようで、1人には羽生先生の永世七冠達成記念の扇子、もう1人(「4七桂」とだけ書いたようですがおまけで正解)には永世七冠達成記念のクリアファイルが渡されていました。
対局は大熱戦で非常に面白かったのですが、解説会では途中で照明とマイクの電源が切れてしばらく中断、というハプニングがあったり、やや残念な点もありました。何よりも藤森哲也先生が完全にサブ的な立ち位置で(相手が先輩の富岡先生だからやむを得ないのでしょうが)、AbemaTVで解説していた時のあのフィーバーぶりが全く見られなかったのが残念でした。第2図からの△4七桂成を、広瀬先生にしか指せないという意味で「これは『4七広瀬』ですね」と表現していたのが唯一の「藤森節」だったかな、というところ。
・・・まあ、そもそもが無料で開催していただいている以上、あまり文句を言いすぎるのは筋悪というものでしょう。プロの先生の解説や検討を生で見られる貴重な機会でした。
大盤解説会の後は夕食のため千駄ヶ谷へ移動。昨年と同じ道を通って鳩森八幡神社まで来ますが、今回はさらにその道をまっすぐ突き進みます。


しばらく進むと、うなぎのお店「ふじもと」、その斜向かいには「千寿司」も見えます・・・が、自分にとっては格調高すぎるので今回はスルー。そこからさらに10分ほど歩きます(道順はシンプルなのに、迷子になるプロなので軽く迷子になりかける)。

今回の目的地、かなり見えづらいですが紫金飯店(原宿店)です。外観も内装も「ザ・中華料理店」という雰囲気。店内は3卓のテーブル席と8席ほどのカウンター席で決して広いとは言えませんが、その適度な狭さがいい味になっているように思いました。
メニューは事前にリサーチしてだいたい決めていたので、さくっと注文。


メニューには「看板メニュー」と書かれていた、玉子チャーハン(900円、スープ付き)。目の前にドーンと広がる玉子が圧巻です。その玉子を切り開いてみると、美味しそうなチャーハンが、はい、ひょっこりはん。
チャーハンは少しだけ塩気が強めかな、と思いましたが、そこにふわふわ玉子の優しい甘さがやってくるのでたまりません。甘いものとしょっぱいものを交互に食べて無限ループに陥る、というのに近い感覚かもしれませんね。そこそこのボリュームがありましたが、全く飽きのこない美味しさでした。
ちなみにスープは意表の玉子スープ。これでもかというほど玉子を食べたい方にはオススメのメニューです。
翌日、土曜日は夕方に将棋会館へ。・・・去年も行ったし何か他の手でも、とは思ったものの、他の手が全く浮かばなかったんです><
去年は三段認定というやや不本意な結果だったので、初めて来たふりをして再認定、というのも考えはしましたが、正直に去年三段に認定されたことを受付で伝えました。すぐに一局目の手合いが付き、相手は四段の方。一段差は下位者(自分)の先手です。
後手:相手 後手の持駒:角 歩二 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一 | ・ ・v玉v金v金 ・ ・ ・v香|二 |v歩 ・ ・v歩 ・ ・v桂 ・ ・|三 | ・ 歩v銀 歩v歩 歩v飛 ・ ・|四 | 歩 ・v歩 ・ 銀v銀 ・ ・v歩|五 | ・ ・ ・ 角 ・v歩 ・ ・ ・|六 | ・ ・ 桂 ・ 歩 ・ 歩 歩 歩|七 | ・ 飛 ・ ・ 金 金 玉 銀 ・|八 | 香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九 +---------------------------+ 先手:亀 先手の持駒:歩二 手数=86 △5四歩 まで
相振りから序盤は作戦勝ち模様でしたが、第3図は銀が捕まっていて忙しい局面。
第3図以下▲6三歩成△同金直▲6四歩△7三金▲4三歩成△同金▲6五桂(第4図)
後手:相手 後手の持駒:角 歩四 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一 | ・ ・v玉 ・ ・ ・ ・ ・v香|二 |v歩 ・v金 ・ ・v金v桂 ・ ・|三 | ・ 歩v銀 歩v歩 ・v飛 ・ ・|四 | 歩 ・v歩 桂 銀v銀 ・ ・v歩|五 | ・ ・ ・ 角 ・v歩 ・ ・ ・|六 | ・ ・ ・ ・ 歩 ・ 歩 歩 歩|七 | ・ 飛 ・ ・ 金 金 玉 銀 ・|八 | 香 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九 +---------------------------+ 先手:亀 先手の持駒:歩二 手数=93 ▲6五桂 まで 後手番
本来は最初から読み筋で進めていなければいけないところ、第3図になってようやく腰を落として考えるという適当っぷりでしたが、どうにか本譜の順を発見できました。△7三金のところは△6二金引も自然ですが、▲4三歩成△同金▲4四銀!と豪快に突っ込んでいく筋もあるので攻めが続く形です。
第4図の▲6五桂には△5五歩▲7三桂成△同玉▲8三歩成△6四玉とすれば意外と大変、というのが感想戦での結論でしたが、実戦は▲6五桂に△同銀▲8三歩成△同金▲6三歩成と進んでわかりやすい寄り形になりました。
2局目は二段の方と。本局も相振りから作戦勝ちになり、少しずつリードを広げる理想的な展開でした。
後手:亀 後手の持駒:角 金 桂 香 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一 | ・v銀v玉v金v金 ・ ・ ・ ・|二 |v歩v歩v歩v歩v歩v歩 ・ ・ ・|三 | 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・v飛 ・|四 | ・ ・ ・ ・ 歩 ・v歩 ・ ・|五 | ・ ・ 歩 ・ ・ 歩 ・ ・v歩|六 | ・ 歩 銀 歩 ・ 銀 歩 歩 ・|七 | ・ ・ ・ ・ 金 ・ 銀 ・ 玉|八 | 香 桂 ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・|九 +---------------------------+ 先手:相手 先手の持駒:角 桂 香 歩 手数=73 ▲1八玉 まで 後手番
第5図、スパッと決める一手は何でしょうか。
正解は退路封鎖の手筋△3九角。以下▲同飛△1七香で投了となりました。
3局目は初段の小学生?中学生?くらいの子と香落ちで。昨年は角落ちで初段の子にひどい目に遭った(勝手にこけたとも言う)ので、相手も手合いも違いますがリベンジのつもりで臨みました。
上手:亀 上手の持駒:なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香 ・ ・v金 ・v飛 ・v桂 ・|一 | ・v玉v銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v金 ・v銀v角v歩v歩|三 |v歩v歩v歩 ・v歩v歩v歩 ・ ・|四 | ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・ 歩 歩|五 | 歩 歩 歩 ・ 歩 ・ 歩 ・ ・|六 | ・ 銀 角 歩 銀 歩 ・ ・ ・|七 | ・ 玉 ・ ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八 | 香 桂 ・ 金 ・ ・ ・ 桂 香|九 +---------------------------+ 下手:相手 下手の持駒:なし 手数=40 ▲8七銀 まで 上手番
定跡は知らないので平手感覚の駒組み。第6図、相手にお付き合いして△8三銀から銀冠を目指すのが大人の態度なのかもしれませんが、この上手は大人げないので動いていきます。
第6図以下△4二角▲7八金△6四角▲4六歩△4五歩(第7図)
上手:亀 上手の持駒:なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香 ・ ・v金 ・v飛 ・v桂 ・|一 | ・v玉v銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|二 | ・ ・v桂v金 ・v銀 ・v歩v歩|三 |v歩v歩v歩v角v歩 ・v歩 ・ ・|四 | ・ ・ ・v歩 ・v歩 ・ 歩 歩|五 | 歩 歩 歩 ・ 歩 歩 歩 ・ ・|六 | ・ 銀 角 歩 銀 ・ ・ ・ ・|七 | ・ 玉 金 ・ 金 ・ ・ 飛 ・|八 | 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九 +---------------------------+ 下手:相手 下手の持駒:なし 手数=45 △4五歩 まで 下手番
形勢はまだ何とも言えない部分もあるかもしれませんが、第7図は香落ちが上手にとって一番プラスになっている展開でしょう。以下は腕力勝負に持ち込んで攻め合い勝ちという、大人げない、そして駒落ち上手らしさの欠片もない勝ち方をする亀井氏なのでした。
最終手合いが20時半という時間の関係もあり、この日は3局のみでした。どんなに頑張っても将棋会館に着くのが17時過ぎという状況だったのでやむなしですが、やはり局数をこなしたければ午後の早い時間から行けるのが理想でしょう。販売部も17時までなので昨年に続いて今回も入れずでした><
この日の夕食は昨年もお邪魔したみろく庵。昨年は豚キムチうどんでしたが今回は別のメニューを食べようと決めていました。・・・その前にまず最初は。

ドーンと現れた生ビール大(700円)。昨年も注文しましたが迫力がすごい。向かい側のテーブルで楽しそうに食事をしている、高校生らしき男女のグループを見て切なさを噛みしめながらビールをちびちび飲んでいると、メインのメニューが到着しました。


肉豆腐定食(900円)。餅トッピングという新手筋が話題になりましたが、個人的には餅は餅だけで食べたい派なので今回は見送り。ちなみに上のビールと一緒に写っていた小鉢は定食に付くものをビールのアテにと先に出していただいたものだったのですが、ご覧のように定食にまた付いてきているのでさすがにお返ししましたw
肉豆腐はやや薄めの味付けのように感じましたが、薄すぎて気になるというほどではありません。ビールが進むのはもちろん、具に糸こんにゃくやモヤシなどもあり鍋物のテイストなので、日本酒とも相性抜群かと思います。
なお、味噌汁にはネギ・ワカメの他に豆腐も入っていました。前日の紫金飯店での「玉子チャーハン+玉子スープ」といい、具材をかぶらせるのが千駄ヶ谷界隈での密かなブームにでもなっているのでしょうか。まあ自分は玉子も豆腐も大好きだからいいけど。
さて、昨年は料理が一品だと生ビール大が余ってしまったので、その反省を活かして今回はもう一品注文しておきました。おつまみメニューも色々あって魅力的でしたが、せっかくなのでここはやはり棋士の先生も召し上がっているものを、ということで・・・

若鶏のから揚げ(380円)。外の衣はカリカリ、中のお肉はフワフワ。お皿の右下のところにちょっと見えている黄色いのは辛子で、半分ほど食べてからその存在に気付くという><
何もつけずにそのまま→レモン追加→辛子も追加、と味の変化を楽しめました。肉豆腐定食+から揚げ+ビール大で合計約2000円と、一人分の食事としてはだいぶ値が張ってしまいましたが、たまの贅沢ということで。
みろく庵を出て駅に向かって歩いていると、野球のユニフォームを着ている人を何人も見かけました。プロ野球のクライマックスシリーズ(巨人vsヤクルト)があるのは把握していましたが、神宮球場って実は千駄ヶ谷駅から近かったんですね。来年もこの時期に東京に行くことになる可能性は十分あるので、来年もヤクルトが2位になってくれれば野球を見に行くという選択肢ができるかもしれません。
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