ここ何年か、4月~5月頃にR点を色んな人へ大盤振る舞いするのが恒例になっていたのですが、今年は割と調子を維持できています。
第1図(図面を載せるのも久々でしたね)。5三金の存在で▲4四角や▲3三歩といった攻め筋はカバーできているので、攻めるなら▲5五歩くらいかなと思っていたのですが、本譜は▲4五桂!△同歩▲同銀△3五歩▲4六飛△4三銀▲1一角成△3三桂▲2一馬△4五桂▲同飛(第2図)。
こちらは桂得の上、△4三銀、△3三桂などのいかにも「感触が良い」手が続くのでかなり楽観していたのですが、第2図まで進んでみると意外に大変なことに気付きました。▲4三飛成△同金▲3二馬の筋を受ける必要があり、一歩あれば△4四歩で済む話なのに歩切れが痛いんですね。
実戦は第2図から△4四銀打▲4六飛△3四桂▲4四飛△同金▲5三桂・・・と進行。評価値上はまだ互角の範疇なようですが、実戦的には振り飛車がかなり勝ちづらい展開だと思います(最後の最後にどうにか誤魔化しました)。▲4五桂という手自体も評価値的には全然「アリ」で、将棋って深いなーと思うのと同時に「こんな手が成立してしまうのか」という釈然としない気持ちもあります。
考えてみると角換わり腰掛け銀でも「桂損だけど相手が歩切れだからいい勝負」みたいな形を見かけますし、こういう価値観にも順応していかなければいけない時代なんでしょうか。
第1図(図面を載せるのも久々でしたね)。5三金の存在で▲4四角や▲3三歩といった攻め筋はカバーできているので、攻めるなら▲5五歩くらいかなと思っていたのですが、本譜は▲4五桂!△同歩▲同銀△3五歩▲4六飛△4三銀▲1一角成△3三桂▲2一馬△4五桂▲同飛(第2図)。
こちらは桂得の上、△4三銀、△3三桂などのいかにも「感触が良い」手が続くのでかなり楽観していたのですが、第2図まで進んでみると意外に大変なことに気付きました。▲4三飛成△同金▲3二馬の筋を受ける必要があり、一歩あれば△4四歩で済む話なのに歩切れが痛いんですね。
実戦は第2図から△4四銀打▲4六飛△3四桂▲4四飛△同金▲5三桂・・・と進行。評価値上はまだ互角の範疇なようですが、実戦的には振り飛車がかなり勝ちづらい展開だと思います(最後の最後にどうにか誤魔化しました)。▲4五桂という手自体も評価値的には全然「アリ」で、将棋って深いなーと思うのと同時に「こんな手が成立してしまうのか」という釈然としない気持ちもあります。
考えてみると角換わり腰掛け銀でも「桂損だけど相手が歩切れだからいい勝負」みたいな形を見かけますし、こういう価値観にも順応していかなければいけない時代なんでしょうか。
コメント
コメント一覧 (2)
こんな手もある時代、というよりは振り飛車側の待ち方に問題があるという方が正しいと思っていて、△1二香△5一角を△6四歩△4二角あたりにしておけば▲4五桂△4三金▲3三歩△1二飛と全部逃げて受かります。
今回の例なんかはかなり顕著ですが、△1二香や△1三香といった手の大半は悪手になりますね。最初にその説を聞いてからはや数年、今では割と自信を持ってそう言えるようになってきました。