
そろそろ本格的な冬到来ですね。最近は「セブンカフェ」のコーヒーにハマっています。ホットコーヒーはレギュラーサイズが100円、ラージサイズでも150円と財布に優しい値段設定。味のほうもネットで評判になるだけのことはあるなあといった感じです。まだ飲んだことがない方は一度ぜひ。
昨日、日本将棋連盟モバイルで中継されていた王将戦挑決リーグの佐藤-郷田戦の棋譜を後から見ていて、思いっきり共感してしまった棋譜コメントがありました。
歩越し飛車。あるベテラン棋士は「昔は悪形に見えたんだけどなぁ。将棋は歩を伸ばすように教わったからね」と話していた。昔は歩を伸ばし位を取って厚みを築く将棋が多かったが、今は陣形を低く構えたまま大駒や桂を動かす将棋が多い。時代が変わったことを象徴する形といってもいいのだろう。 (29手目の棋譜コメントより引用)横歩取り「青野流」の将棋で、先手の飛車が3四にいるまま▲3六歩と突いた後、▲3五飛と引いた形についてのコメントです。 最近は、歩をあまり突かずに他の駒が出ていく→歩越しの駒が多い状態とか、一手損角換わりや角交換振り飛車のように手損を気にしない戦法とか、過去の常識が覆されるケースも珍しくなくなってきているので、目が慣れてしまったという方も多いでしょうし、最近になって将棋を勉強し始めた方なら最初にそのような形から覚え始めているのかもしれません。
でも自分は未だに昔ながらの感覚が強く残っているので、青野流で▲3四飛(または▲3五飛)+▲3六歩のような歩越し飛車の形に進んで組むなんて信じられない、というのが正直な気持ちです。手損に関しては比較的衝撃は小さいのですが(ノーマル振り飛車でも飛車の移動で手損することが多いので)、角交換四間飛車のものすごい手損っぷりなんかを見ると「そこまで手損しちゃうのかー」と思わずにはいられません。
個人的な好みとしては、「平美濃から捌いて堅さを活かして勝つ」展開も好きではありますが「銀冠まで組んで厚みを活かして勝つ」展開はもっと好きですし、普段はめったに指さない居飛車に関して言えば、居飛車穴熊よりも玉頭位取りのような戦型にロマンを感じるタイプです。完全に昭和の感覚です。現代将棋が好きな方には笑われるかもしれないし、現代的な感覚にも少しは適応しなければ、とも思うのですが・・・。将棋の基礎が形作られていく段階で完全に身体に染み付いてしまった感覚だし、元々あまり器用なタイプでもないので適応は難しそうです。
昔と今の感覚の違い、皆さんはどう考えてどう対処されているでしょうか。