狼将棋のブログ

2014年01月

安倍です。

みんながブログを更新し始めてくれたことに甘えて、2ヶ月以上更新もせずほったらかしでした。そして今日もネタは特に用意しておりません。

今は亀井さんが提供してくれた講座のテーマ「色々な戦型ごとの指しこなすコツ」を考えておりますが、基本的に普段いい加減な将棋ばかりを指しているため、なかなかうまくまとめられない残念な状況です。そろそろ具体的に文章を書き始めようという状態で、まだ開始まで時間が掛かりそうですが、気長にお待ちください。

亀井さんにならって自分の思い出の1局を紹介したいと思います。

実は自分にとって心に残るような将棋というのはそれほど多くありません。
ネット上で指す将棋というのは制限時間が短いことが多く相手の顔も見えないので、リアル将棋に比べるとどうしても熱の入り具合が弱くなりがちです。また自分は将棋部だったためリアルでも頻繁に指していたものですが、それも随分昔の話でほとんど記憶には残っていません。

そんな将棋への思い入れもへったくれも無い久住ではありますが、ついこの間写真アルバムを見ていくように棋譜のリストを整理していた時、ふとある棋譜が目に止まりました。それを見ると記憶の片隅に追いやられていた当時の思考や心情などが蘇り、しばらく棋譜の中にダイブしていったのでした。


川* ^_〉^) ダイブ!!!!!


2008年の夏ごろ、自分は某ネット上の大会に出場していました。準決勝を辛くも勝ち上がり、残すは決勝だけというところです。対戦相手は、将棋倶楽部24で五段とも六段とも言われている人でした。
当時の自分が1級くらいだったので、まさに雲の上の存在です(今でもそうですが・・)。一発入れることが出来たら奇跡というほどで、完全に教わるつもりで対局に臨んだのを覚えています。

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手番は自分の後手番、戦型は最も激しい戦型の一つといわれる横歩取りとなりました(局面図は都合上先後逆にしています)。

この戦型、定跡を知っているかどうかで将棋が決まってしまう場合があるため、そんなに定跡に詳しくない自分としてはあまり選びたくない戦型ではあります。とはいえ当時の自分は、横歩取りは定跡が物を言うことも知らなかったと思うので、気にも留めていなかったでしょう。
 
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後手陣の△7二銀や△4二玉が少しわからない形になっていますが、それなりに定跡っぽい形で進んで、29手目相手から歩を垂らしてきました。この歩はわかりやすい数の攻めをするための大きな拠点となります。将来先手に持ち駒が出来た時に2三の地点に打ち込まれると後手は一気に危なくなります。

とはいえすぐにどうにかなるわけではなく、また▲3三角成△3三同桂となったときに△2五歩と飛車先を抑えることが出来ると考えたため、とりあえずもう少し駒組みを進めることにしました。


一通り駒組みが終わったところで、こちらからちょっかいを出し(7筋の歩を突き捨て)ましたが、それ以上は何をやっていいかわからず、結局相手から動いてきてくれるのを待つことにしました。この辺の呼吸が今の自分よりも落ち着いているように感じて、ちょっと複雑な気分です(´・ω・`)

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相手から▲3三角成△同桂▲7七桂と動いてきてくれたので、すかさずこちらも始動します。△2五歩▲5六飛△5四角。

この角は△8七角成と△7六歩の2つの狙いを秘めており、これを打った当時の自分は多分ドヤ顔だったことでしょう(実はすぐに△8七角成といっても▲8五歩と受けられて駄目だと思うので実質△7六歩の一点狙いなのですが・・)。

とは言っても△7六歩も相当に受けにくい形です。相手は▲8六歩と軽い手で、先程の2つの狙いを同時に受けてきました。

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それでもこちらは△7六歩と行くしか無いため、△7六歩▲8五桂△同桂▲同歩△同飛と挑みます。しかし直後の▲3四桂が絶好打で後手痺れているように見えました。


 ノリo´ゥ`リ<ふっふっふ、しかしそれは罠なのだよ

 
当時の自分がそう考えていたかはわかりませんが、自分の将棋はいつも肉を切らせて骨を断つような攻め合い将棋が多いので、銀桂交換くらいなら痛みを感じていなかったと思います。

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▲8六歩~▲8七歩と連打で先手を取って飛車先を受けてから銀桂交換され、露骨に▲2三銀と打ち込んできました。

こういう手に対しては①取る手②かわす手③駒を足して受ける手④放置の4種類がありますが、①の△2三同金として手順にと金を作られるのはほとんどの場合最悪です。また④の放置して別の手を指すというのも、駒の損得より何より一手の価値が重要な終盤では最善ということもあり得ますが、この場合は時期尚早でしょう。③駒を足して受けるのは残念ながら打てる駒が無いので選べません。2筋に歩が利けば△2一歩のような手もあり得たんでしょうね。

ここは②の△2一金と軽くかわすのが良い手になることが多いです。「重い手は軽く受けるべし」というのを最近どこかで勉強したような気がします(もっとも当時の自分はそんなこと知るはずも無いんんですが)。


△2一金▲3四銀不成△6五桂となり、なんとか攻めが繋がりそうな形になりました(この後▲7六飛は△5七桂成で飛車が抜ける)。あとはどちらの攻めが早いかのスピードレースです。

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▲2三歩成△7七歩成▲3三と△7八と▲4三銀△同角▲同と△同玉▲4五桂△5二玉▲4三角△6二玉▲7八銀。この辺は完全に殴り合いです。この辺りは先手がポイントを稼いだように思います。

さてここで局面図から次の一手で先手良しが後手良しにひっくり返るのですが、次はどう指すべきでしょうか。もしかしたらこのタイミングでなくもう少し後からでも入る手なのかもしれませんが、次の一手を当ててみてください。

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ここに桂馬を打ち込むのが挟撃体制を敷くための手がかりとなります。後手はすぐに7、8筋から攻めても先手玉が4九~3九~2八と逃げ出されると結構広いのです。

△2六桂▲2八金となったことで、先手玉は退路が断たれた格好になりました。この辺りではやれそうな手応えを感じていました。

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そして△7七歩▲8九銀△8七飛成▲8八歩△6九銀!!

我ながら惚れぼれする手ですね。この手によってこの将棋の勝敗は決したと思います。


その後は▲6九同玉△7八歩成▲同銀△7七桂成!!!▲同銀△7七龍。この辺りでも中々難しいところはあるようですが、以下しっかり詰まされてしまいました。


川* ^_〉^) アンダイブ!!!!!


ここでふと我に帰り、棋譜の整理を再開することになりました。

派手な手というものは一見非常に格好良く見え、自分でも指したくなるものですが、最後まで読み切ってない状態でそれをやっても自滅するだけなのですね。

この一局で得た教訓を胸に日々自滅を繰り返す久住なのでした。


ノリo´ゥ`リ<やはり高段の壁は厚いカナ☆
 

川* ^_〉^)(佐藤優樹)<久住さ~ん!

ノリo´ゥ`リ(久住小春)<なになに、まーちゃんどうしたの?

川* ^_〉^)<やっと竜王に勝ちました!

ノリo´ゥ`リ<え~!!竜王ってあの森内竜王・名人?

川* ^_〉^)<あ、違います

川* ^_〉^)<ドラクエの話ですよ

ノリo´ゥ`リ<な~んだ、まーちゃんいつの間にか将棋の腕プロレベルになったのかと思った。

川* ^_〉^)<将棋は最近調子悪いんです

川* ^_〉^)<ついこの間も六段に落ちてしまって・・

ノリo´ゥ`リ<落ちたってことは七段やったんかい!

ノリo´ゥ`リ<ひと月前は三段だったよね・・。

川* ^_〉^)<それより見てください

川* ^_〉^)<エンディング見終わったら変な画面に変わったんですけど

ノリo´ゥ`リ<ん、どれどれ?


kusumi10

ノリo´ゥ`リ<ん~、これは次の一手だね。

川* ^_〉^)<次の一手ですね


さてさて後手番の次の一手問題ですね。
後手は銀桂交換の駒得ですが、先手だけ馬が出来ているため現局面の形勢としては互角だと思います。

次にどう指せばよいでしょうか?ご意見をコメント欄で示していただけると幸いです。
(初段の問題です:棋力はいつものように適当ですが、いつもよりは易しめに設定したつもりです)


解答はコチラ↓ 
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