気付けばもう年末、本当に一年があっと言う間に感じます(もう十数年は連続で同じことを思っている気がしますが)。

今年は個人的には、良くも悪くも穏やかに過ぎていった一年だったと思います。大きく体調を崩すこともなく、健康に一年を過ごすことができたのは、今こうして振り返ってみると本当にありがたいことです。穏やかに過ごす中でも、いくつか新しいことに挑戦できたりした事もあったので、気持ちの老化をこれ以上進めないためにも新しいことに挑戦する気持ちは持ち続けたいと思います。

今年1つだけ心残りがあるとすれば、24のリレー将棋に出場できなかったことでしょうか。内輪でやったリレー将棋はもちろん楽しかったし、たまには出場しない年があってもいいじゃないかと思う一方で、やはりあの24リレー独特の緊張感と盛り上がりを味わいたいという気持ちがあったのも事実。半年後までじっくりと、モチベーションを高めていこうと思っています。

24のレーティングのほうは、「五段で安定」にはまだもう少しかかりそうかなという感触です。五段にいるのが平常で、四段に落ちるのは調子が悪い時だ、と自分の中で思えるくらいには自信が付きましたが、まだまだ五段と四段の往復運動は続いています。課題は技術面もありますがやはり精神面のほうも大きく、「一局ごとの勝敗に一喜一憂しないこと」、「勝負を急ぎ過ぎないこと」。来年もこのあたりが目標になります。


プロ棋界に目を向けると、こちらは激動の一年だったと言えそうですね。佐藤天彦新名人の誕生、最年少の藤井聡太新四段誕生、そしてソフト使用疑惑騒動・・・。三浦先生が白という調査結果が出て、いずれにしても後味の悪さは残りましたが、ひとまずは安心といったところでしょうか。今後も変わらずにプロ棋界を応援していくことが、ファンとしてできる唯一の事なのかなと思います。



今年も一年間たくさんの方々にお世話になり、ありがとうございました。皆様どうぞ良いお年をお迎えください。