先手番で次の一手問題。有力な手はいくつかあったようですが、「相手が読んでいないだろう手を指して慌てさせる」という実戦心理込みでの問題になります。解答は最後に。
夏の暑さも最後の悪あがき(?)に入っている感じでしょうか。最高気温30℃だと「今日は結構暑いなー」で、最高気温34℃だと外に出る気がしなくなるくらいだったので、本当に暑い地域の方々とは5℃くらい感覚がずれているのかもしれません。あと1か月もすれば、ほぼ毎日のように飲んでいるコーヒーもアイスからホットへと切り替わっていきそうです。
6月の記事で24をしばらく休むと書いてから、実際に1か月ほど休んでいました。同じく記事の中で書いていたように序盤の勉強をしようとしたのですが、結局大して進まず・・・。香車一本どころか歩0.1枚分くらいの進歩でしたが、気分的にリフレッシュはできたので全くの無駄でもなかったかな、というところです。勉強したい形、しなければいけない形はある程度はっきりしているので、少しずつでもやっていければいいのですが(やらないフラグ)。
で、1か月休んだ後の復帰一局目の将棋が第1図になりました。図の△2三金自体は詰めろではありませんが、△6八飛成で金を取られると受けがなくなるので、この瞬間に2三の金にアタックをかけて入玉を目指す、というのが基本方針になります。アタックのかけ方はいくつかあるところですが、実戦は第1図から▲3五桂!と打ちました。
わざと自玉を縛って(退路を消して)打ち歩詰めの形にする、という無駄にカッコつけた手で、相手は絶対に読んでいないだろうから少しでも慌ててもらえれば儲けもの、という下心丸出しの一着でもありました。その狙い通り(?)相手は秒読みの中で着手が間に合わず時間切れ。実戦的なテクニックと言えば聞こえはいいですが、決して褒められた勝ち方ではなく・・・。打ち歩絡みというのは攻める側でも受ける側でもあまり経験した記憶がないので、やや珍しいといえば珍しい局面でした。