今に始まったことではないのですが、将棋の内容がいい時と悪い時の振れ幅がすごいという自覚があります。内容がいい時は筋良く、丁寧に、いわゆる「振り飛車らしい将棋」が指せる一方、内容が悪い時はたいてい明らかな無理攻めをしていたり、少し苦しいながらも頑張り甲斐はあるという局面でポッキリ折れてしまったり、というところです。

で、これも長年の経験でわかっているしブログの中でも何度となく書いている気がしますが、いい時と悪い時の差はたいてい「気の持ちよう」だったりします。内容がいい時は「将棋を楽しもう」とか、「振り飛車らしい・自分らしい将棋を指そう」と自然に思えていますが、内容が悪い時は得てして「勝ちたい、下がった点数を戻したい」になっているので、必然的に相手の手を何が何でも咎めてやろうという意識が強くなりすぎ、結果として無理攻めや暴発が多くなる、というわかりやすい図式です。

ここまで自分で分かっているんだから改善すればいいものを、何度でも繰り返してしまうのが人間ってやつなんですね(自分だけ?><)。最近は数週間~数日単位で100点下げて100点戻して・・・を何度か繰り返していました。悪い内容で連敗していると途中で「あ、今将棋を楽しめてないな」と気付くのですが、熱くなってしまって止められず、100点くらい落としたところで「自分は何をやってるんだorz」となって終了。その後しばらくすると反動で「やはり将棋は楽しんで指さなければ」「連敗している自分も、ひどい将棋ばかり指している自分も、全て受け入れよう」と悟りを開き、そうすると自然に点数も戻り・・・。文字にしてみるとなかなかシュールなことをしていますね。

将棋との距離感、というのも定期的に悩むポイントで、あまりにも熱中して指しまくっていると、少し距離をとったほうがいいのかなあと思い始めるわけです。何の偶然か、ちょうど一年前の同時期にも同じようなことを考えて一か月ほど24を休んでいたんですね。ほんと学習しろよという話ですが><
これも偶然ですが、一年前と同じく序盤で少し研究しておきたい形がいくつか出てきているので、そのための時間をとるのもいいのかなと思っています。今回のお休み期間は一か月まではいかないと思いますが。

こうして同じ過ちを何度も繰り返しつつも、ダメになる時のパターンやら立ち直り方やら、少しは学習して分かってきている部分もあります。常に楽しむ気持ちで将棋と向き合うことが、常に安定した将棋を指せることにも繋がると思うのですが・・・そこまで到達できるのはいつになることやら。