藤井二冠誕生。棋聖戦の挑戦が決まった時は、実力的には互角だとしても経験値の差を考えると渡辺先生相手はさすがに厳しいだろうな、と思っていました。それが終わってみれば、渡辺先生が負け方がどれも想像を超えてるので、もうなんなんだろうね、という感じです。(ブログより引用)と、完全にお手上げ状態というような勝ち方。そしてその勢いのまま王位戦もストレートで奪取。聡太先生絡みではもう多少のことでは驚かないと思っていましたが、一気に二冠はさすがに驚かざるを得ませんでしたw来年にはサクッと最年少九段になってるんでしょうね。

来月から始まる王座戦は、久保先生が挑戦ということで振り飛車党大歓喜の展開です。挑決の渡辺先生戦は、去年の王将戦でのストレート負けのイメージもあって大変かなあと思いつつ見ていましたが、アーティストの面目躍如という勝ち方でした。

【第1図は△8四歩まで】
後手:久保利明九段
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・v金 ・ ・ ・v桂v香|一
| ・v銀v玉 ・v金v飛 ・ ・ ・|二
| ・ ・v桂 ・v歩 ・v角v歩v歩|三
| ・v歩v歩v歩v銀 ・v歩 ・ ・|四
|v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・ 歩 ・|五
| ・ 歩 歩 歩 歩 ・ 歩 ・ ・|六
| 歩 銀 角 金 銀 歩 ・ ・ 歩|七
| ・ 玉 金 ・ ・ ・ ・ 飛 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手:渡辺明二冠
先手の持駒:なし
手数=36  △8四歩  まで 

振り飛車もこういうことをやる時代なんですね。図から△6二金上とした形が、大橋貴洸先生が考案した「耀龍四間飛車」と呼ばれているんだとか。相振りで金無双にする分には抵抗がない自分ですが、対抗型でこれをやりたいかと言われると・・・名前はかっこいいんだけどなあ><
まあ自分でやることはないにしても、振り飛車側に選択肢が一つ増えるのは喜ばしいことと言えそうです。永瀬先生との番勝負でも登場するんでしょうか。