例年よりも3か月ほど遅れてR点を大盤振る舞いしました(1日で100点ちょっと)。それでも短期間で立て直せてきている感じもあります。成長したと言うべきか、学習しないと言うべきか・・・。
【第1図は△8二玉まで】
第1図、相手(後手)玉はまだ詰まず、自玉は△2八竜▲同香△2九銀までの詰めろで、受ける駒もスペースもほぼない状況です。形勢はもちろん絶望的ですが、とりあえず粘れるだけ粘ります。
第1図以下▲7九竜△3九銀▲同竜△同金▲5六角打△4七歩▲同角△3八銀▲8四桂(第2図)
【第2図は▲8四桂まで】
こちらはこの一手の受けが続きます。攻防風の▲5六角打が入り、自玉への詰めろが途切れればワンチャンスあるか、というところ。
そして△3八銀の瞬間は詰めろではなく、▲8四桂!と勝負。次の一手が敗着になりました。
第2図以下△6二金▲3八角△5四桂▲7二銀△同金▲同桂成△同玉▲5四角△同歩▲6四桂△6三玉▲5二銀△5三玉▲4三金△6二玉▲8三角成(第3図)まで、先手勝ち。
【第3図は▲8三角成まで】
第2図では△5四桂なら後手勝ちだったようです。本譜の△6二金には▲3八角が詰めろになります(▲7一銀△同玉▲7二銀△8二玉▲8一銀成まで)。今度は△5四桂にも▲7二銀から手が続き、第3図まで大逆転勝ちとなりました。
悪いなりに最善を尽くした結果、相手にミスが出て、チャンスを逃さず逆転勝ち。そう頻繁に実現するものではありませんが、それだけに嬉しさもひとしおです。二枚の角のラインが攻防によく利いていたのも印象的でした。
後手:相手 後手の持駒:金 銀四 桂 歩二 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v桂 ・v歩 ・ ・ ・ ・v香|一 | ・v玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二 |v歩v歩v歩 ・v歩 ・ ・v歩v歩|三 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・|四 | ・ ・ ・ ・ 金 角 ・ ・ ・|五 | ・ ・ 龍 ・ ・ ・ ・ 金 ・|六 | 歩 歩 ・ ・ ・ ・v龍 歩 歩|七 | ・ ・ ・ ・ ・ 歩v金 桂 玉|八 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香 香|九 +---------------------------+ 先手:亀 先手の持駒:角 桂 歩三 手数=132 △8二玉 まで
第1図、相手(後手)玉はまだ詰まず、自玉は△2八竜▲同香△2九銀までの詰めろで、受ける駒もスペースもほぼない状況です。形勢はもちろん絶望的ですが、とりあえず粘れるだけ粘ります。
第1図以下▲7九竜△3九銀▲同竜△同金▲5六角打△4七歩▲同角△3八銀▲8四桂(第2図)
後手:相手 後手の持駒:飛 金 銀二 桂 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v桂 ・v歩 ・ ・ ・ ・v香|一 | ・v玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二 |v歩v歩v歩 ・v歩 ・ ・v歩v歩|三 | ・ 桂 ・ ・ ・ ・ 歩 ・ ・|四 | ・ ・ ・ ・ 金 角 ・ ・ ・|五 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 金 ・|六 | 歩 歩 ・ ・ ・ 角v龍 歩 歩|七 | ・ ・ ・ ・ ・ 歩v銀 桂 玉|八 | ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 香 香|九 +---------------------------+ 先手:亀 先手の持駒:銀 歩四 手数=141 ▲8四桂 まで 後手番
こちらはこの一手の受けが続きます。攻防風の▲5六角打が入り、自玉への詰めろが途切れればワンチャンスあるか、というところ。
そして△3八銀の瞬間は詰めろではなく、▲8四桂!と勝負。次の一手が敗着になりました。
第2図以下△6二金▲3八角△5四桂▲7二銀△同金▲同桂成△同玉▲5四角△同歩▲6四桂△6三玉▲5二銀△5三玉▲4三金△6二玉▲8三角成(第3図)まで、先手勝ち。
後手:相手 後手の持駒:飛 角 銀三 桂 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 +---------------------------+ |v香v桂 ・v歩 ・ ・ ・ ・v香|一 | ・ ・ ・v玉 銀 ・ ・ ・ ・|二 |v歩 馬v歩 ・ ・ 金 ・v歩v歩|三 | ・ ・ ・ 桂v歩 ・ 歩 ・ ・|四 | ・ ・ ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・|五 | ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 金 ・|六 | 歩 歩 ・ ・ ・ ・v龍 歩 歩|七 | ・ ・ ・ ・ ・ 歩 ・ 桂 玉|八 | ・ ・ ・ ・ ・ ・v金 香 香|九 +---------------------------+ 先手:亀 先手の持駒:歩五 手数=157 ▲8三角成 まで 後手番
第2図では△5四桂なら後手勝ちだったようです。本譜の△6二金には▲3八角が詰めろになります(▲7一銀△同玉▲7二銀△8二玉▲8一銀成まで)。今度は△5四桂にも▲7二銀から手が続き、第3図まで大逆転勝ちとなりました。
悪いなりに最善を尽くした結果、相手にミスが出て、チャンスを逃さず逆転勝ち。そう頻繁に実現するものではありませんが、それだけに嬉しさもひとしおです。二枚の角のラインが攻防によく利いていたのも印象的でした。