狼将棋のブログ

亀井

171119
冬ですね。北国なので早くも雪が降っています。こんな日は、少し暑いくらいに暖まった部屋の中で冷たい飲み物を飲むのが至福の過ごし方です。「夏に冷房ガンガンの部屋で毛布に包まって寝る」の逆バージョン。皆様も暖かくしてお過ごしください。


今回は最近指した実戦の中から、かっこいい手を特集。実際には現れなかった変化手順中のものも含みます。


【第1図は△6二同歩まで】
後手:kame1223
後手の持駒:銀 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v玉 ・ ・v歩 ・ ・ 龍|一
| ・ ・v銀v歩 ・v金 ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・|三
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 金 ・v桂v歩|五
| ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 ・ 歩 ・v圭 ・ 金 歩 歩|七
| ・ 飛 ・ ・ ・v角 ・ 玉 ・|八
| 香 桂 ・ 香 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:相手
先手の持駒:角 金 銀 歩三 
手数=80  △6二同歩  まで

【変化1図は△4八同成桂まで】
後手:kame1223
後手の持駒:飛 銀 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v玉 ・ ・v歩 ・ ・ 龍|一
| ・ ・v銀v歩 ・v金 ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・|三
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 金 ・v桂v歩|五
| ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 ・ 歩 ・ ・ ・ 金 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・v圭 ・ 玉 ・|八
| 香 桂 ・ 香 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:相手
先手の持駒:角二 金 銀 歩三 
手数=82  △4八同成桂  まで


まずは24で指した将棋から。第1図、こちら(後手)の玉にとって6九の香が唯一の脅威ですが、7二の銀や4二金・4一歩のバリケードの存在でかなり詰まされにくい形に見えます。実戦はここから▲3六金△4七成桂▲6三歩△3七桂成までで勝ちとなり(以下▲1八玉に△2九銀からの詰み)、自分の中では一局を通して会心に近い内容と思っていました。

ところが局後、技巧先生に第1図の局面を見せると、▲4八飛と角を取って先手勝勢の判断。対して△同成桂の局面(変化1図)はなんと後手玉が詰むというのです。詰みがあると言われれば消去法で見えるかもしれませんが、実戦ではかなり見えづらい手だと思います。






変化1図からは▲4一竜!(変化2図)が強烈な一手。


【変化2図は▲4一竜まで】
後手:kame1223
後手の持駒:飛 銀 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v玉 ・ ・ 龍 ・ ・ ・|一
| ・ ・v銀v歩 ・v金 ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩 ・ ・ ・ ・v歩 ・|三
| ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ 金 ・v桂v歩|五
| ・ 歩 銀 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 ・ 歩 ・ ・ ・ 金 歩 歩|七
| ・ ・ ・ ・ ・v圭 ・ 玉 ・|八
| 香 桂 ・ 香 ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:相手
先手の持駒:角二 金 銀 歩四 
手数=83  ▲4一龍  まで

後手番

▲4一竜に△同金なら▲6二香成△同玉▲4四角△5三香▲同角成△同玉▲4四角以下の詰み。▲4一竜に△6一銀打や△6一飛と合駒しても▲6二香成△同玉▲4二竜からやはり詰みます。これなら例え詰まされたとしても「いいものが見れた」という心境になりそうなカッコ良さです。


【第2図は△2六飛まで】
後手:kirari
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v玉 ・ 銀 ・ ・v香|一
| ・ ・v金v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v飛 ・v歩|三
| ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ 桂 ・ ・v桂 桂 ・|五
| ・ ・ 歩 歩 ・ ・ ・v飛 ・|六
| 歩 歩 ・ ・v角 ・ 歩 ・ 歩|七
| ・ ・ ・v角 ・ 金 銀 ・ ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ 歩 玉 ・ 香|九
+---------------------------+
先手:kame
先手の持駒:金二 銀 歩二 
手数=78  △2六飛  まで


続いては、きらりさんとの練習将棋から。第2図、こちら(先手)の玉はまだ詰めろではありませんが、後手玉も捕まえにくそうな形の上に金駒を渡すと自玉が詰めろになるという制約付き。しかし、少し前の局面から「勝つとしたらこの手を実現させるしかない」と狙っていた手がありました。寄せの手筋本などでは頻出の筋です。






第2図から▲8二銀!(第3図)と放り込むのが退路封鎖の手筋。


【第3図は▲8二銀まで】
後手:kirari
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v玉 ・ 銀 ・ ・v香|一
| ・ 銀v金v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩v飛 ・v歩|三
| ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ 桂 ・ ・v桂 桂 ・|五
| ・ ・ 歩 歩 ・ ・ ・v飛 ・|六
| 歩 歩 ・ ・v角 ・ 歩 ・ 歩|七
| ・ ・ ・v角 ・ 金 銀 ・ ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ 歩 玉 ・ 香|九
+---------------------------+
先手:kame
先手の持駒:金二 歩二 
手数=79  ▲8二銀  まで

後手番

第3図から△8二同金は▲5二金からの詰み。本にはよく載っていますが実際に指せる機会はそうそうないということで、印象に残りました。ちなみに局後の感想戦で、▲8二銀に△7一金と引かれて余されている可能性に気付いたのですが、それにはじっと▲3三桂成で飛車を取った手が詰めろ(▲7一銀成で、△同玉は▲6一金、△同銀は▲6二金以下)で先手が指せているようです。

・・・と、ここまでが当時の結論だったのですが、改めて第2図を技巧先生に見せたところ、最初の推奨手は単に▲3三桂成でした(▲8二銀を一回入力してから戻すと▲8二銀推奨に変化。ドヤッ)。対局中は「飛車取っても後手玉はゼットだし、詰めろをかけるなら▲8二銀しか手段がない」と思っていたのですが、飛車を取った手が驚愕の筋で詰めろになっていたのです。仮に第2図から▲3三桂成△2七桂成(変化3図)と進んだとして、後手玉の詰みを考えてみてください。


【変化3図は△2七桂成まで】
後手の持駒:歩
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v玉 ・ 銀 ・ ・v香|一
| ・ ・v金v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩v歩v歩 ・v歩 圭 ・v歩|三
| ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ 桂 ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 歩 ・ ・ ・v飛 ・|六
| 歩 歩 ・ ・v角 ・ 歩v圭 歩|七
| ・ ・ ・v角 ・ 金 銀 ・ ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ 歩 玉 ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 金二 銀 歩二
先手:kame
後手:kirari






正解は▲7三桂不成!


【変化4図は▲7三桂不成まで】
後手の持駒:歩
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v玉 ・ 銀 ・ ・v香|一
| ・ ・v金v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩v歩 桂v歩 ・v歩 圭 ・v歩|三
| ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 歩 ・ ・ ・v飛 ・|六
| 歩 歩 ・ ・v角 ・ 歩v圭 歩|七
| ・ ・ ・v角 ・ 金 銀 ・ ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ 歩 玉 ・ 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 金二 銀 歩三
後手番
先手:kame
後手:kirari

対して△7一玉は▲6一飛以下。取り方は3通りありますが、△同銀は5一への利きがなくなるので▲5一飛。△同金は6二への利きがなくなるので▲5二金△7二玉▲6二金。△同桂は8一に空間ができるので▲5二金△7一玉▲6一飛△8二玉▲8一金(最初に▲8一飛から入っても詰みます)。こんな作ったようなピッタリの手が存在するなんて、と感動を覚えるレベルです。


そんなこんなで、将棋って色んな手があるんだなあ・・・と改めて思うのでした。

週末、所用があって2泊3日で東京へ行ってきました。

tokyo

金曜日の夕方に東京着。この日は特に予定もなく、宿泊場所のネカフェに行くまでの時間をどう潰すか考えた末に、「せっかくだし千駄ヶ谷に行っちゃうか」。

行きの新幹線の中で、土曜日の用事が済んだ後に将棋会館の道場へ行く計画は考えていたのですが、この日のうちに行ってみることにしました。ただし時間や体力的なことを考えて、道場で指すのは計画通り翌日にまわして、この時は駅からの道順確認だけ。そのかわり、プロの先生の対局時の出前で有名な「みろく庵」「ほそ島や」に行くという絶妙手を思いついて一人でテンションが上がっていました。続きを読む

9月に入ったということで、早くも一年の3分の2が終わりましたね。こちらは朝晩なら長袖で良いくらいの気温になってきています。

さて、去年は7月末に内輪でリレー将棋をしましたが今年はまだ何もできていなかったので、24のリレー将棋が終わる前に何かイベントでもどうでしょうかという提案です。

日程的には3連休中の16日(土)17日(日)で今のところは考えています。イベント内容は少人数ならミニ大会や変則将棋など、ある程度の人数が揃えばリレー将棋や麻雀など・・・まあ、ざっくり言えば何でもアリということになるでしょう。

ご意見や参加宣言等、何かありましたらコメントに書いていただければと思います。


※9/19追記

16日(土)は上のしまさんの記事にあるような3人総当たりの同時二面指し、17日(日)はついたて将棋を楽しみました。どちらの日も少人数ではありましたが、普段はあまりしない遊び方をできたのは良かったと思います。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

今後も特別にイベントとして開催する形ではなくても、ふれ盤にそれなりの人数が集まれた時などにはリレー将棋っぽいことをできればいいなあと思ったりしています。

8がつ12にち あめ

しょうぎクラプ24で、しょうぎを2きょくさしました。1きょくめはまけてしまいましたが、2きょくめはかてました。2きょくめに、ひだりのぎんをたくさんうごかせたのがうれしかったです。

・・・夏休みの宿題の日記風に。ただ単に左銀がたくさん動いたのが面白かったという、それだけの記事です。

【第1図は△4二銀まで】
後手:相手
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・ ・v角 ・ ・v桂v玉|一
| ・v飛 ・ ・ ・v銀v金v銀v香|二
| ・ ・ ・v歩 ・v金 ・v歩v歩|三
|v歩 ・v歩 ・v歩v歩v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ 歩 ・ ・ ・ ・ 歩|五
| 歩 ・ 歩 ・ ・ 歩 歩 歩 ・|六
| ・ 歩 角 銀 歩 金 桂 銀 ・|七
| ・ ・ ・ 飛 ・ ・ ・ 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ 金 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:なし
手数=42  △4二銀  まで


第1図、ここまでは普通に7八→6七と2回動いています。とりあえず銀冠を完成させようと▲3八金は、△3一銀右~△4二角と組まれて大作戦負け(第1図の時点で既に先手不満な可能性もありそうですが)。なので▲5八銀と引いて▲6四歩を見せることで、△7三角を強要しました。5六ではなく5八に引いたのは、▲5六歩~▲5七銀と組み替える含みを残すためです。

左銀の旅路:7九→7八→6七→5八(3回移動)

【第2図は△7三桂まで】
後手:相手
後手の持駒:なし
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v桂v玉|一
|v香 ・ ・ ・v飛 ・v金v銀v香|二
| ・ ・v桂v歩 ・ ・v銀v歩v歩|三
|v歩v角v歩 ・v金v歩v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ 歩v歩 ・ ・ 歩 歩|五
| 歩 ・ 歩 銀 ・ 歩 歩 ・ ・|六
| ・ 歩 ・ ・ 歩 金 桂 銀 ・|七
| ・ 角 ・ 飛 ・ ・ 金 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:なし
手数=58  △7三桂  まで


少し進んで第2図。後手が5五の位を取ったのは少し欲張り過ぎで穴熊とのバランスも良くなく、4三の金を5四に上がると穴熊もだいぶ薄く見えます。こちらは5八に引いた銀を再び6七→6六と繰り出し、第2図の△7三桂を見て仕掛けていきます。

第2図以下▲7五歩△同歩▲9七角△9五歩▲7五銀△9六歩▲8四銀△9七歩成▲7三銀成(第3図)

【第3図は▲7三銀成まで】
後手:相手
後手の持駒:角 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v桂v玉|一
|v香 ・ ・ ・v飛 ・v金v銀v香|二
| ・ ・ 全v歩 ・ ・v銀v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・v金v歩v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ 歩v歩 ・ ・ 歩 歩|五
| ・ ・ ・ ・ ・ 歩 歩 ・ ・|六
|vと 歩 ・ ・ 歩 金 桂 銀 ・|七
| ・ ・ ・ 飛 ・ ・ 金 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:角 桂 歩 
手数=67  ▲7三銀成  まで

後手番

▲7五歩△同歩に▲7八飛は△6五金や△6五桂でうまくいきませんが、▲9七角とこちらで足し算する手があります。対して△7六歩と伸ばされる手が少し気になっていましたが、本譜は△9五歩から一直線の取り合いに。第3図の▲7三銀成で桂得を果たし、後手の穴熊も鉄壁というほどの堅さではないので、形勢は振り飛車やや良しです。

左銀の旅路:7九→7八→6七→5八→6七→6六→7五→8四→7三(8回移動)

【第4図は△5九飛まで】
後手:相手
後手の持駒:歩 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v桂v玉|一
|v香 ・ ・ ・ 全 ・v金v銀v香|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v銀v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・v金 ・v歩 ・ ・|四
|v角v歩 ・ 歩 ・v歩 ・ 歩 歩|五
| ・ ・ ・ ・ 歩 歩 歩 ・ ・|六
|vと 歩 ・ ・ ・ ・ 桂 銀 ・|七
| ・ ・vと ・ ・ 金 金 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・v飛 ・ ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:飛 角 桂 歩三 
手数=78  △5九飛  まで


少し進んで第4図は終盤戦。飛車を取り合う過程で7三の成銀が6三→5二まで進んできています。ここから寄せを目指しますが、「寄せは金を狙え」の基本通り、目標は3二の金。この金をはがせば穴熊も防戦不能になります。

第4図以下▲4一角△3一金▲2四歩△同銀▲4三桂△4一金▲同成銀△8四角▲4九金打(第5図)

【第5図は▲4九金打まで】
後手:相手
後手の持駒:角 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ 全 ・v桂v玉|一
|v香 ・ ・ ・ ・ ・ ・v銀v香|二
| ・ ・ ・ ・ ・ 桂 ・v歩v歩|三
| ・v角 ・ ・v金 ・v歩v銀 ・|四
| ・v歩 ・ 歩 ・v歩 ・ ・ 歩|五
| ・ ・ ・ ・ 歩 歩 歩 ・ ・|六
|vと 歩 ・ ・ ・ ・ 桂 銀 ・|七
| ・ ・vと ・ ・ 金 金 玉 ・|八
| 香 桂 ・ ・v飛 金 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:飛 歩三 
手数=87  ▲4九金打  まで

後手番

▲4一角に△3一金と当て返されても、成銀のヒモがついているので手抜きが利きます。▲2四歩は△4一金▲同成銀となると一手の価値が微妙なのですが、とにもかくにも最後の守備金が盤上から消えれば後はどうにかなるという思想です。一手パスで手番を渡す形になっても、銀冠の堅陣が心強い。本譜の△2四同銀なら大きな利かしで、▲4三桂の催促でついに金をはがすことに成功しました。ついでに成銀も4一まで到達。

左銀の旅路:7九→7八→6七→5八→6七→6六→7五→8四→7三→6三→5二→4一(11回移動)


第5図以下△8九飛成▲3一桂成△6六角打▲4二成銀△3三銀引▲4一飛(投了図)まで、先手勝ち。

【投了図は▲4一飛まで】
後手:相手
後手の持駒:桂 歩二 
  9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ 飛 圭v桂v玉|一
|v香 ・ ・ ・ ・ 全 ・v銀v香|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v銀v歩v歩|三
| ・v角 ・ ・v金 ・v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ 歩 ・v歩 ・ ・ 歩|五
| ・ ・ ・v角 歩 歩 歩 ・ ・|六
|vと 歩 ・ ・ ・ ・ 桂 銀 ・|七
| ・ ・vと ・ ・ 金 金 玉 ・|八
| 香v龍 ・ ・ ・ 金 ・ ・ 香|九
+---------------------------+
先手:kame1223
先手の持駒:歩三 
手数=93  ▲4一飛  まで

後手番

第5図の▲4九金打は攻め駒が足りなくなってしまう可能性もありますが、それ以上に後手の守備力が低い(持ち駒も含めて)ので、▲3一桂成となれば3枚でも寄せ切れるという判断です。そしてラストの12回目の移動となった▲4二成銀が、角が入った時の▲2一成桂△同玉▲3二角以下の詰みを見つつ、▲4一飛のスペースを作るぴったりの手となりました。投了図は2一の地点が受からず、△3一銀▲同成銀で後手玉は必至です。

左銀の旅路:7九→7八→6七→5八→6七→6六→7五→8四→7三→6三→5二→4一→4二(12回移動)

・・・ということで、成った後も含めて数えてみた結果12回動いていました。小駒の移動回数としては結構頑張った(?)とは思いますが、探せばまだまだ上の記録もありそうですね。羽生先生の銀もよく動くと聞いたことがありますし。

20回くらい動かせばギネス記録もワンチャンあるかもしれませんが、意図的に狙わないでそこまで動かすのはさすがに無理そうでしょうか。

・・・暑い。北のほうなのに35℃に届いたりしています。麦茶やアイスコーヒー、かき氷などが主なエネルギー源になっている日々です。皆様も熱中症にはお気を付け下さい。


↓は先ほど指した将棋。終盤が手に汗握る熱戦でした(悪い意味で)。



対抗形で振り飛車が玉側の端を▲1四歩△1二歩まで詰める、という展開はなかなかない気がするので少し新鮮でした。端歩の関係が1つずれると、詰ますのに必要な金駒の枚数は2枚違ってくる、と言われますが、▲1四歩△1二歩型の安心感は半端じゃなかった。それだけ自玉が安心なら相手玉をしっかり寄せ切れよ、と突っ込まれたらぐうの音も出ないわけですが。

改めて、端の位は大きいなあと実感したのでした。

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