前回の記事で書いた「脳内将棋盤を鍛える」という目標。将棋連盟HPの詰将棋は毎日解いていて、9割以上は脳内で解けていると思います(たまに変化手順を考え忘れていたりはしますが><)。
そんな中で先日、茉麻さんにお願いしてついに目隠し将棋に挑戦することになりました。検討盤のチャットで符号を書き合って進める方式で、持ち時間は特に設定せず、自分だけ目隠し(盤を用意しない)という条件。符号を考える負担を減らすために先手番は譲ってもらいました。
目隠し将棋自体がほぼ10年ぶりくらいで、その10年前のときも終盤で局面を把握しきれなくなって投了していたので、今回も終局まで指せる自信は全くなかったのですが・・・茉麻さんの優しさで序・中盤は「がっつり定跡形」と言える形になり、終盤は相手玉の寄せに専念できる展開になりました。
第1図、ゆっくり攻めても大丈夫な局面ではありますが、「持ち駒これだけあるし第一感は詰みそうだよなあ、かっこよく詰ましたいなあ」という欲望の赴くままに、後手玉周辺と自分の持駒以外の情報はほぼ忘れ去って脳内将棋盤を必死に動かしました。
第1図以下▲3二同竜△同玉▲4一銀△3三玉▲2二銀△同玉▲3一角成△3三玉▲3二銀成△2四玉▲2五金△同玉▲3七桂△2四玉▲2五金(第2図)
途中の▲2二銀がちょっとおしゃれな捨て駒。他にも詰まし方はあるようですが、▲3一角成の形を実現するのが人間的には一番考えやすいかと思います。
局面を常に完璧に把握できていた・・・とは言えませんが、最後のこの詰みを脳内で読み切れたのは詰将棋を解いてきた成果を発揮できたような気がします。
さて、どうにかこうにか指しきれたのはいいものの、やはり一手一手をキーボードで打つので時間も手間もかかります。毎回こうして特訓に付き合ってもらうのも気が引けるなあ、何かソフトやらスマホのアプリやらで練習できないかなあ、と思って探してみたところ、ねずみ将棋という目隠し将棋を指せるソフトがあったのでダウンロードしてみました。目隠し将棋以外にもいくつかのモードや遊び心の感じられるおまけ要素があります。
強さの設定は「ことり」、「たぬき」、「神様」の三段階で、棋力は「総合的にはアマ3級ほど」とのことですが、実際は「神様」でもソフト特有の変な指し手がちょくちょく見られるので、実感としては3級よりもうちょっと下くらいかな、というところです。なので普通に指すとただの弱い者いじめになってしまうのですが、目隠し将棋モードにすると一転して鬼教官のように感じられます。なぜなら定跡形にならないから。
こちらが居飛車にしても振り飛車にしても「神様」は左美濃を好んで選択するようなのですが、例えばこちらがノーマル四間にすると、ほぼ間違いなく序盤で△1四歩~△1三角と指してきます。もちろん▲1五歩から角頭を攻めて簡単に優勢になりますが、見慣れない形ゆえ相手の陣形を正確に把握できず、脳内将棋盤が乱れて反則手を指してしまう・・・という残念さです。そして反則手を指すと問答無用で対局終了となり、改めて指し継ぐことはできても通常対局モード(目隠しではない)になってしまう仕様なのです。なんという鬼教官。
たまたま最後まで指せた一局。
「がっつり定跡形」まではいきませんが、仕掛けのあたりなど部分的には「あるある」な展開でイメージしやすいのが幸いしました。40手目の△7六歩だけは見たことのない手で慌てましたが、終盤は60手目△9三香のような変な手もあってわかりやすくなってくれました。逆に言えば、これくらいわかりやすくなってくれないと最後まで指せない、というのが現状です。
当面はこの「鬼教官」に安定して勝てるようになるのが目標となりそうでしょうか。
そんな中で先日、茉麻さんにお願いしてついに目隠し将棋に挑戦することになりました。検討盤のチャットで符号を書き合って進める方式で、持ち時間は特に設定せず、自分だけ目隠し(盤を用意しない)という条件。符号を考える負担を減らすために先手番は譲ってもらいました。
目隠し将棋自体がほぼ10年ぶりくらいで、その10年前のときも終盤で局面を把握しきれなくなって投了していたので、今回も終局まで指せる自信は全くなかったのですが・・・茉麻さんの優しさで序・中盤は「がっつり定跡形」と言える形になり、終盤は相手玉の寄せに専念できる展開になりました。
第1図、ゆっくり攻めても大丈夫な局面ではありますが、「持ち駒これだけあるし第一感は詰みそうだよなあ、かっこよく詰ましたいなあ」という欲望の赴くままに、後手玉周辺と自分の持駒以外の情報はほぼ忘れ去って脳内将棋盤を必死に動かしました。
第1図以下▲3二同竜△同玉▲4一銀△3三玉▲2二銀△同玉▲3一角成△3三玉▲3二銀成△2四玉▲2五金△同玉▲3七桂△2四玉▲2五金(第2図)
途中の▲2二銀がちょっとおしゃれな捨て駒。他にも詰まし方はあるようですが、▲3一角成の形を実現するのが人間的には一番考えやすいかと思います。
局面を常に完璧に把握できていた・・・とは言えませんが、最後のこの詰みを脳内で読み切れたのは詰将棋を解いてきた成果を発揮できたような気がします。
さて、どうにかこうにか指しきれたのはいいものの、やはり一手一手をキーボードで打つので時間も手間もかかります。毎回こうして特訓に付き合ってもらうのも気が引けるなあ、何かソフトやらスマホのアプリやらで練習できないかなあ、と思って探してみたところ、ねずみ将棋という目隠し将棋を指せるソフトがあったのでダウンロードしてみました。目隠し将棋以外にもいくつかのモードや遊び心の感じられるおまけ要素があります。
強さの設定は「ことり」、「たぬき」、「神様」の三段階で、棋力は「総合的にはアマ3級ほど」とのことですが、実際は「神様」でもソフト特有の変な指し手がちょくちょく見られるので、実感としては3級よりもうちょっと下くらいかな、というところです。なので普通に指すとただの弱い者いじめになってしまうのですが、目隠し将棋モードにすると一転して鬼教官のように感じられます。なぜなら定跡形にならないから。
こちらが居飛車にしても振り飛車にしても「神様」は左美濃を好んで選択するようなのですが、例えばこちらがノーマル四間にすると、ほぼ間違いなく序盤で△1四歩~△1三角と指してきます。もちろん▲1五歩から角頭を攻めて簡単に優勢になりますが、見慣れない形ゆえ相手の陣形を正確に把握できず、脳内将棋盤が乱れて反則手を指してしまう・・・という残念さです。そして反則手を指すと問答無用で対局終了となり、改めて指し継ぐことはできても通常対局モード(目隠しではない)になってしまう仕様なのです。なんという鬼教官。
たまたま最後まで指せた一局。
「がっつり定跡形」まではいきませんが、仕掛けのあたりなど部分的には「あるある」な展開でイメージしやすいのが幸いしました。40手目の△7六歩だけは見たことのない手で慌てましたが、終盤は60手目△9三香のような変な手もあってわかりやすくなってくれました。逆に言えば、これくらいわかりやすくなってくれないと最後まで指せない、というのが現状です。
当面はこの「鬼教官」に安定して勝てるようになるのが目標となりそうでしょうか。